伊プロサッカーリーグセリエAの「ACミラン」やスペインのバルセロナでもプレーした、元ガーナ代表のスター選手ケヴィン=プリンス・ボアテング(Kevin-Prince Boateng)が、イタリア人モデルのバレンティナ・フラデグラーダ(Valentina Fradegrada)と、6月11日にメタバース上で結婚式をあげたと発表しました。
結婚式はイタリアを代表する結婚式プランナーのエンツォミッチョ(Enzo Miccio)が演出を行い、現実世界での結婚式とメタバース上の2回行われ、メタバース結婚式はオープンソースARメタバースプラットフォーム「OVER」を利用して執り行われた模様。
結婚式会場は特別に制作した月面が舞台となっており、NFTマーケットプレイス「OpenSea」でNFT招待状を購入すれば、限定数の招待客として参加が可能という、サッカー界としては初の試み。
なおドイツメディアなどによるとNFT招待状は50ドル(約約7000円)で即完売したと報道されている。
関連:「セリエA」がプロリーグとしては初のメタバース内での試合観戦を発表
メタバース用語集: メタバース関連用語はこちらをご覧ください
メタバース結婚式の模様
ARメタバースプラットフォーム「OVER」とは?
イタリアのOver Holding Srlが開発したイーサリアムブロックチェーンベースのオープンソースARプラットフォーム。
モバイルデバイスまたはスマートグラスを利用して、現実の世界をカスタマイズしたバーチャル空間上で旅行、ゲーム、ライブイベント、ショッピングなど様々な体験が可能となっている。
ひとつ特徴として、六角形のグリッドが地球全体を覆っており、実際の世界地図とリンクして、各グリッドの中から好きな場所をNFTとして所有することができる「OVRLand」と呼ばれる仕組みを持っている。