株式会社博報堂の研究開発組織である博報堂研究デザインセンター生活者発想技術研究所(生活者発想技研)は、メタバース空間における新しい生活者価値とイノベーションの創出を目的に、研究員全員がメタバースで生活する当事者によって構成されたコミュニティ型プロジェクト「メタバース生活者ラボ™」を設立した。
メタバース生活者ラボは、メタバース空間上で生活する「メタバース生活者(※)」をより深く理解することが、同社の「生活者発想」およびクライアント企業のマーケティング・イノベーション支援にとって重要になるとして設立され、『メタバース生活者に対する当事者目線での研究活動の実施』や『メタバース空間における様々な施策実施を支援』することで、クライアントのメタバース事業などをサポートする。
※メタバース生活者は、「バーチャル空間上で、自身のアバターやキャラクターを通してコミュニケーション等の行動を実施する」すべての生活者が対象。
「メタバース生活者ラボ™」とは?
メタバース生活者ラボ™は、博報堂の研究開発組織である博報堂研究デザインセンター生活者発想技術研究所が運営。
研究員としては、生活者発想技研の所属員に加えて、博報堂DYホールディングスのマーケティング・テクノロジー・センターのメンバーや、国内最大級のメタバースプラットフォームであるクラスター株式会社の社員も参画しており、今後はさらに社内外を含めたラボメンバーの拡大を予定している。
「メタバース生活者ラボ™」の活動内容
以下の活動を通し、メタバース空間ならではの「生活者発想」を実現。
クライアントがメタバース空間上で事業・コミュニケーション等の活動を実施する上で必要となる各種サポートを行う。
- 当事者目線を通じた、メタバース生活者の行動および、メタバース空間における新しい生活者価値に関する研究活動の実施。研究内容の発表・セミナー等の開催。
- メタバース生活者と企業の「よい関係の橋渡し」を目指し、メタバース空間における様々な施策実施を支援。メタバース生活者に対する調査の設計・実施や、メタバース空間上でのPoC実施やイベント開催のプラニングから運営までをサポート。
博報堂研究デザインセンター 生活者発想技術研究所
クライアント企業の生活者発想を推進するための研究開発を行うことを目的に、2024年9月に設立された専門組織。
「未来生活者発想」をコンセプトに、「生活者発想経営」「フォーカス型生活者洞察」「生活者心理・行動」「ウェルビーイング社会の共創」「生活者発想に基づく創造性」等に関する、研究・開発・教育・発信を行っている。
■ラボリーダー
◎瀧﨑 絵里香(Erika Takizaki)
・博報堂研究デザインセンター 生活者発想技術研究所 上席研究員
・博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所 上席研究員
・博報堂若者研究所 研究員
2015年入社。メタバースを中心とする自らのデジタル生活体験・交流経験を生かした「当事者研究」の視点を大切にしながら、「デジタル生活者発想」をキーワードに、SNSやメタバース等のデジタル空間ならではの生活者の意識・行動を研究中。メタバースやSNS等のデジタル接点を活用したサービス開発やコミュニケーション戦略立案にも従事。
所属する「博報堂若者研究所」「メディア環境研究所」とも連携し、メタバース生活者以外の若年層との接点や、メディアとしてのメタバースの未来の研究なども行っていく。
関連リンク
クラスター株式会社
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