Diver-X、光学式トラッキングシステム「ContactTrack Series」を発表し予約販売を開始。税込54,980円から

触覚フィードバック機能を搭載したXR用デバイスを展開するDiver-X株式会社は、新たな光学・IMU複合式トラッキングシステム「ContactTrack Series」を発表した。

本システムは、フルトラ(フルボディトラッキング)、オブジェクトトラッキング、研究開発やインタラクティブコンテンツでの活用など幅広い用途に対応し、小型・軽量・高精度を実現。
カスタマイズ性や拡張性を重視した設計が施されており、開発者や個人クリエイターに向けたオープンなエコシステムの構築も視野に入れているのが特徴となっている。

なお、公式ストアにて12月21日(土)より予約販売を開始しており、製品の出荷予定は2025年3月中旬とのこと。価格はカメラとトラッカーがセットになった『ContactTrack スターターキット』が、セールにて税込54,980円からとなっている。

光学・IMU複合式トラッキング技術

ContactTrackとは
ContactTrack:フルトラモード

「ContactTrack Series」は、光学トラッキングとIMU(慣性計測装置)を組み合わせたハイブリッド技術を採用しており、従来のIMUトラッキングに比べ、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)との座標関係を正確に把握可能。
高精度な位置と回転情報を提供することで、従来課題とされてきたトラッキングの不安定さが大幅に改善されるほか、カメラからトラッカーがロストしても、高い精度でトラッキングの継続が可能となっている。

「ContactTrack Series」主な仕様

■基本スペック

ContactTrack:基本スペック
  • バッテリー寿命:
    光学・IMUモードで20時間、IMUモードで60時間の長時間動作を実現。
  • 接続方法:
    USB 2.0ケーブル1本で簡単にカメラと接続可能。
  • 安定性:
    高性能アンテナによる安定した接続。

■拡張性と接続性

ContactTrack:接続性

1台のカメラに最大2つのトラッカーを接続可能で、最大4台のカメラに拡張できる。
今後は1台のドングルで4つのトラッカーを同時接続できる製品も登場予定となっている。

簡単セットアップと多用途対応

■オートキャリブレーション機能

ContactTrack:オートキャリブレーション
ContactTrack:自動的に空間情報をキャリブレーション。他のトラッキングシステムと共存可能

「ContactTrack」は、Quest、Vive Tracker、Index HMDなどの主要なSteamVR対応デバイスとの互換性があり、オートキャリブレーション機能によって、複雑な設定を必要とせずにすぐに使用を開始できる。

モジュール設計と拡張性

■多様なデバイスとの互換性

ContactTrackコンセプト:拡張性

同社は、開発キットを企業や開発者に配り、トラッカーの設計をオープン化することで、独自デバイスを開発できるエコシステムの構築を目指しており、将来的には、ContactTrackチップを組み込んだ様々なデバイスなどの登場が期待されている。

■実装例

ContactTrack HDK(開発キット)

現在提供されているハードウェア開発キット(HDK)には、基板サイズ12mm×25mmの「ContactTrackChip」が含まれており、これを活用することで、個人や企業が自由にトラッカーを設計可能。

よくある質問

ContactTrackに関するよくある質問

価格とラインナップ

ContactTrack:価格とラインナップ
ContactTrack:価格とラインナップ2

「ContactTrack Series」予約方法

予約購入は下記公式ストアから可能。

「ContactTrack」の展示予定

以下のスケジュール・場所にて「ContactTrack」の展示・デモを予定。

  1. 1/7-10 CES2025
  2. メタのみ(各月)

上記以外にも、常設展示等、体験できる機会を準備中。

関連リンク

Diver-X株式会社
> 公式サイト

参考元・引用元公式発表

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