東京都、メタバースやAI・アニメなどのコンテンツ海外展開支援プログラム「Into Global」の無料相談窓口を開設

東京都は、都内の中小コンテンツ事業者の海外展開を後押しするため、「Into Global~令和7年度東京都コンテンツ産業海外展開課題解決プログラム~」を実施し、海外展開への第一歩を支援する無料相談窓口の開設と定期相談会の開催(開催日:2025年5月22日、6月19日)を発表した。

本プログラムは、成長著しいコンテンツ産業のさらなる競争力強化を目指し、専門家による相談窓口やシンポジウムを提供する。海外売上が約4.7兆円に達し、日本の基幹産業としての重要性が高まるコンテンツ産業において、生産性・収益性向上や新たなIP創出、グローバルマーケット獲得に向けた競争力強化を目的としている。

支援の対象は、東京都内に登記簿上の本店または支店を有するコンテンツ産業に従事する中小企業と、都内税務署へ開業届を提出している個人事業主で、アニメ、マンガ、ゲーム、音楽、映画といった既存分野に加え、AI、WEB3、メタバース、VTuberといった新しい技術やトレンドに関連する領域も含まれる。

コンテンツ海外展開支援プログラム「Into Global」とは?

「Into Global~令和7年度東京都コンテンツ産業海外展開課題解決プログラム~」とは、東京都が実施する、都内の中小コンテンツ事業者や個人事業主の海外展開を支援するためのプログラムで、アニメ、マンガ、ゲーム、音楽、映画に加え、AI、WEB3、メタバース、VTuberなど幅広い分野を対象に、グローバル市場での競争力強化を目指している。具体的には、海外展開経験豊富な専門家による無料の相談窓口や、海外展開に必要な知識・成功事例を紹介するシンポジウムなどが提供される。
本プログラムは、東京都産業労働局商工部経営支援課が運営し、株式会社ツクリエに運営業務が委託されている。

相談窓口【利用無料】について

「Into Global」の相談窓口では、東京都内に登記簿上の本店または支店を有するコンテンツ産業の中小企業や、都内税務署へ開業届を提出した個人事業主を対象に、コンテンツビジネスや海外展開に精通した専門家やコンシェルジュが、海外展開における個別の課題解決に向けた具体的な助言を無料で行う。

相談形式は、まず申込から始まり、ヒアリングを経て、相談内容を把握するためのカジュアル相談会(対面またはオンライン)を実施。そのうえで事業や課題の状況に応じて、海外展開経験豊富なコンシェルジュ(対面またはオンライン)や各分野の専門家(オンライン)による専門的な相談に進むという流れである。なお、相談は実施回数に上限がある。

定期相談会について

定期相談会は、海外展開に向けた第一歩として、どんな悩みでも気軽に相談できる機会を提供するイベントで、特にウェブでの申込みに不安を感じる事業者にとって利用しやすい形式である。1回の相談時間は1時間で、1社あたりの利用は初回1回に限られる。 令和7年度の定期相談会は、以下の日程で東京コンテンツインキュベーションセンター内にて開催される。

■開催日時

  • 第1回:2025年5月22日(木)13:00~17:30
    ※申込期限は2025年5月20日(火)17:00
  • 第2回:2025年6月19日(木)13:00~17:30
    申込期限は2025年6月17日(火)17:00

※利用は無料で、参加は事前予約制のため、下記公式サイトより申込みが必要。

シンポジウムについて

シンポジウムについては、今後、海外展開に必要なナレッジやノウハウを提供する場として開催される予定で、ライセンス契約やリスクマネジメントといった実践的なテーマに加え、世界視点でのIP開発を実現した成功事例などが様々な切り口で紹介される。各回、特定のジャンルに焦点を当てたトークセッション形式となる予定。具体的な開催日程や内容については、決まり次第公式サイトにて告知予定である。

問い合わせ先

Into Global運営事務局
東京都中野区弥生町二丁目41番17号(東京コンテンツインキュベーションセンター内)
担当:吉田 裕澄、川野 正雄
E-mail:info@intoglobal.metro.tokyo.lg.jp

関連リンク

株式会社ツクリエ(運営委託先
> 公式サイト

参考元・引用元公式発表

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