トランスコスモス株式会社は、企業がメタバースビジネスを展開するうえで、黎明期ゆえに未成熟な規制や法律といったリスクを回避し、安心してビジネスを展開できるサービス提供体制の強化を目指し、メタバース領域において知見の深い、SAKURA法律事務所の代表弁護士である道下剣志郎氏とのアドバイザリー契約締結を発表した。
アドバイザリー契約の背景と目的
トランスコスモスでは、黎明期ゆえにメタバースをめぐる法的な課題や不明確な点が多く、メタバース内のできごとが現実世界と接点をもつ場合のルールや規制・規約などを法的に検討していく必要があると考え、内閣府知的財産戦略推進事務局による「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題への対応に関する官民連携会議」で有識者構成員を務め、バーチャルコンソーシアムに所属し、メタバース/都市連動型メタバース設立・運用時の注意点や検討項目を明文化した「メタバースに関するガイドライン」策定に参画した道下剣志郎弁護士とともに、企業がメタバース内で安心してビジネスを展開できるサービス提供体制を強化する。
トランスコスモスのメタバース領域での取り組み
トランスコスモスは、メタバースを活用した新たなコミュニケーションのあり方を創出する取り組みとして、メタバース上での「バーチャルコンタクトセンター」の構築や、企業と顧客のコミュニケーション領域における「バーチャルコミュニケーションサービス」の実現および展開サポートなど、メタバースを活用したサービスの実証実験を開始している。
▶ コンタクトセンター・コールセンターに携わる方向け情報サイト「Cotra」
▶ 「バーチャルコンタクトセンター」に関するリリース
▶ 「バーチャルコミュニケーションサービス」に関するリリース
コメント
SAKURA法律事務所代表弁護士 道下剣志郎氏
『メタバースをめぐるビジネスが世界的に注目される中、仮想空間であるメタバース内での商取引などに関する法律やルールの整備が課題になっています。このような背景から、メタバースに関連する法律やルールについては、ようやく本格的な議論が開始されたと認識しています。私は、バーチャルシティガイドラインの策定や内閣府知的財産戦略推進事務局「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題への対応に関する官民連携会議」有識者構成員として活動してきた実績を踏まえ、多角的な視点からメタバースに関する法的論点の整理や検討はもちろん、ビジネスサイドに寄り添った具体的な法的アドバイスを提供していきます。』
道下剣志郎氏プロフィール
一橋大学法学部法律学科卒業。慶應義塾大学法科大学院法務研究科卒業。第一東京弁護士会所属。「バーチャルシティコンソーシアム」アドバイザリーボードメンバーとして「メタバースに関するガイドライン」を策定。「一般社団法人メタバースジャパン」アドバイザー。内閣府知的財産戦略推進事務局「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題への対応に関する官民連携会議」有識者構成員に就任し官民一体となったルール整備等に参画。西村あさひ法律事務所に勤務後、SAKURA法律事務所開業。会社法・金融商品取引法をはじめとする企業法務全般を手掛け、国内外のM&A、企業間の訴訟案件、危機管理案件、コーポレート・ガバナンス、株主総会対応等、幅広い案件を取り扱う。また、メタバース、NFT、WEB3、DAOなど、最先端法務分野に関して、国内でも先駆けて多数の案件を取り扱う。複数のメディアからも取材を受け、年間多数の講演を行うなど、幅広い活動をしている。