クロスデバイス、VR技術を活用した小型地震シミュレーション装置「パーソナル地震再現VRシミュレータ VRS-100」を発表

VRサービス「idoga VR」を展開する株式会社クロスデバイスは、大規模地震研究に取り組む兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の平井敬 准教授監修のもと、地図上で任意の位置(任意の緯度経度)を選ぶことで、その地点で起こりうる地震の揺れをヘッドマウントディスプレイ上に可視化し、振動装置によって地震の揺れを体感できる小型地震シミュレーション装置「パーソナル地震再現VRシミュレータ VRS-100」を開発した。

本装置は、東京ビッグサイトにて開催される、防災産業に関するサービス・製品を一堂に紹介する展示会「防災産業展2024」(開催:2024年2月20日~22日)に出展を予定している。

特徴・操作方法

振動装置は、国立東京工業高等専門学校が企画設計開発した「シンクロアスリート」を基に技術改良を加え実現されており、簡単に操作ができるのが特徴。
操作PCの画面に表示される地図上から任意の場所を選択後、その場所で起こりうる地震の揺れをクラウドサーバからダウンロードし、部屋のタイプや階数を設定すると地震波形が表示。
再生ボタンを押すと、ヘッドマウンドディスプレイ上に表示された部屋と振動装置が地震に連動して揺れることで、バーチャル地震VR体験が可能となっている。

> パーソナル地震再現VRシミュレータ VRS-100 公式サイト

■シンクロアスリートについて

振動装置の「シンクロアスリート」は、国立東京工業高等専門学校が、VRとモーションベースといったテクノロジーを活用し、アスリート目線の臨場感あふれる体験を提供するために企画設計開発した、小型かつ軽量の振動装置で、第7回ものづくり日本大賞「内閣総理大臣賞」を受賞している。

地震波形の自動生成と地震シナリオ選択方針について

地震波形の自動生成については、名古屋大学減災連携研究センター、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の平井敬 准教授、有限会社アシストコムとの共同発案による「地震時建物応答可視化システム」をもとに、日本全国(離島を除く)の任意の場所での地震波形が予測が可能なシステムに機能を拡張。

地震発生シナリオついては、内閣府中央防災会議の「首都直下地震モデル検討会」及び「南海トラフの巨大地震モデル検討会」での被害想定をもとに、それ以外の地域については、活断層分布に基づき地震波形を生成している。

関連リンク

株式会社クロスデバイス(製品企画開発)
> コーポレートサイト

有限会社アシストコム(技術協力)
> コーポレートサイト

兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科
> 公式サイト

参考元・引用元公式発表

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