5月13日付、大日本印刷株式会社(DNP)とmonoAI technology株式会社は、「XRコミュニケーションⓇ」事業の推進に向け、資本業務提携の締結を発表した。
DNPは、「コンテンツ・XRコミュニケーション関連」を注力事業領域としており、またmonoAI technologyは、メタバースプラットフォーム「XR CLOUD」などのメタバース関連ソリューションを提供しているなか、今回の資本業務提携により、DNPの認証・セキュリティ技術やコンテンツ制作力とmonoAI technologyが有する1,000人規模で同時接続・会話を可能にする画像圧縮処理や伝送技術等、高品質なXR空間開発力を掛けわせることで、民間企業や自治体向けの大規模なXR空間の企画・開発体制を強化し、リアルとバーチャルが融合するXR技術を活かした社会実現を目指すとしている。
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資本業務提携の背景
両社は、「XRコミュニケーションⓇ」事業において、メタバースプラットフォーム「XR CLOUD」を通じた社会的課題解決に向き合うイベントの企画・開発を共同で展開するなど、自治体や企業の課題解決を支援してきており、本資本業務提携によって、協業関係を一層強化するとともに、リアルとバーチャル空間を融合する技術を活かして、新たな体験価値創出および経済圏の形成を目指す。
資本業務提携を通じた主なシナジー
- DNPの営業力・コンテンツ制作体制と、monoAI technologyの技術力を掛け合わせ、企業や自治体へ共同で提案していく。
- 教育業界向けの対話型授業や、企業・自治体向けの窓口業務、住宅業界向けショールームなどをバーチャル空間で実現するDNPの既存サービスについて、機能強化のための開発を共同で推進する。
- 両社の開発人員の交流などを通じて、両社が保有するセキュリティ、AIなどの技術やノウハウを掛け合わせ、新しい事業・サービスを開発する。
- 例えば、現実の空間に設置したセンサーを利用してリアルとバーチャルの動きを連動させ、遠隔地にある工場の指導・監視や店舗での接客を行うなど、リアルとバーチャルが融合した新しいサービスを開発する。
関連リンク
大日本印刷株式会社
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monoAI technology株式会社
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