世界遺産「軍艦島」の3Dデータをバーチャルプロダクション向け背景素材として提供開始【メタバース プロダクション】

東北新社、電通クリエーティブX、電通クリエーティブキューブ、ヒビノ、オムニバス・ジャパンが推進する共同プロジェクト「メタバース プロダクション」は、世界遺産をはじめとする貴重な自然や文化を3Dデータ化・活用することで保全活動に還元していくプロジェクト「HERITAGE DATABANK(ヘリテージ・データバンク)」と連携し、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつである軍艦島(端島炭坑)の3Dデータをバーチャルプロダクション(※1)向け背景素材として、7月5日(金)より提供を開始する。

HERITAGE DATABANKは、世界有数の3Dスキャン技術によって、世界の貴重な自然や文化を保全し、新たなカルチャーを創り出すプロジェクトで、その第一弾として、長崎市協力のもと10日間にわたり全島を撮影。⽴⼊禁⽌区域や構造物の内側を含め、デジタルアーカイブ化に成功した。

そこで、今回メタバース プロダクションとHERITAGE DATABANKが連携し、デジタルアーカイブ化された軍艦島の3Dデータをバーチャルプロダクションで利用できる背景素材として提供を開始。

本素材はUnreal Engineで開発され、インカメラVFX撮影に対応しており、メタバース プロダクションが提供するPX(※2)サービスとして利用が可能となっている。
なお、素材使用料の一部は、長崎市へ軍艦島の保全予算として還元される。

※1 バーチャルプロダクション:
背景となる高精細LEDディスプレイに仮想空間を投影し、その前の被写体と合わせて撮ることで、自然な合成映像をリアルタイムにつくる映像制作手法。
※2 PX:
プロダクション・トランスフォーメーション(Production Transformation)の略

> 背景アセットギャラリー(メタバース プロダクション)

軍艦島について

軍艦島は、長崎港から南西約18kmの海上に位置し、海底炭鉱の島として栄え、日本初の鉄筋コンクリート造による住民向けの⾼層アパートが建築されるなど、明治日本の近代化を支えてきた。
2015年に世界遺産に登録された「明治⽇本の産業⾰命遺産」の構成資産のひとつとして、近年は観光客向けの上陸ツアーが盛り上がっており、一方、1974年に炭坑が閉山し、人が住まない建物は老朽化が進むなど、地理的・技術的理由でその保全は困難を極めている。

HERITAGE DATABANKとは?

「デジタルアーカイブ×クリエイティブデザイン」で、世界の貴重な自然や文化を保全し、新たなカルチャーを創り出すプロジェクト。
世界有数の3Dスキャン技術による、超高精細なデジタルアーカイブの実現と、メタバースやWEB3.0時代における、3Dデータの新たな活用と体験の開発で、保全活動だけでなく、観光やエンターテイメントまでもアップデートする。

> 「HERITAGE DATABANK」公式X

メタバース プロダクションとは?

テクノロジーを駆使し、映像制作ワークフローにおける“温室効果ガスの削減”と“プロセス効率化”を目指す、東北新社、電通クリエーティブX、ヒビノ、電通クリエーティブキューブ、オムニバス・ジャパンによる共同プロジェクト。
メタバース内で映像制作が完結する未来を見据え、バーチャルプロダクション撮影(インカメラVFX)の普及・推進や各種サービス開発・提供を進めている。

> 「メタバース プロダクション」公式サイト

参考元・引用元公式発表

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