株式会社セカンド・サイド(東京都世田谷区)は、医療教材シリーズ「Medi.SIDE」の最新作として、「Meta Quest 3」および「Meta Quest 3S」に対応した採血トレーニング用VRシミュレーター「採血VR」正式版をリリースした。
本VRシミュレーターは、近年、採血を苦手とする医療従事者の増加や、新型コロナウイルスの影響などによる対人練習の機会減少といった医療現場の課題解決を目指して開発され、昨年開催された国際モダンホスピタルショウ2024では多くの注目を集めた。医療従事者からの貴重な意見を反映し、今回大幅に進化を遂げて正式リリースとなった。
「採血VR」は、繰り返し練習することで手技への不安を解消し、心理的なハードルを下げ、自信を持って臨床に臨めるように設計されている。

「採血VR」の主な特長
■フォトグラメトリによる究極のリアリティ

実在の人物を撮影したデータ(フォトグラメトリ)と3Dスキャン技術を活用することで、腕の血管や皮膚の質感を限りなくリアルに再現しており、現場に限りなく近い体験が可能。まるで目の前に患者がいるかのような臨場感でトレーニングができる。
■患者のリアルな反応を体験可能

採血の成功度に応じて、実際に撮影した俳優がリアルなリアクションをVR内で再現する。誤った箇所に穿刺した場合のリアルな苦悶の表情や従事者の心の痛みを周囲のダメージ演出で表現することで、技術だけでなく、患者への声かけや配慮といったコミュニケーション能力も磨くことができる。
■11項目の詳細なチェック機能

採血の手技を11の項目で細かく評価し、習熟度を客観的な数値で把握可能。感覚に頼らず、具体的なデータに基づいて改善点を明確にできる。
「採血VR」価格

◎VR機器本体を含めて一式10万円以下(税別)
「採血VR」は、少しでも廉価に、そして多くの医療従事者が繰り返し練習できる機会を提供したいという考えから、VR機器本体(Meta Quest 3Sの場合を想定)を含めて、一式99,800円(税込:109,780円)という価格で提供。既にVR機器(Meta Quest 3またはMeta Quest 3S)を所持している方は、アプリのみ購入する事も可能となっている。また、有償(税込8,800円)でデモ機の貸出も行っている。
医療教材シリーズ「Medi.SIDE」について

Medi.SIDEは「テクノロジーで医療の未来を拓く」をミッションに掲げ、VR技術などの最新テクノロジーを活用し、医療従事者の学習とスキルアップを支援する様々な教材を開発・提供している。
国際モダンホスピタルショウ2025で実際に体験

国際モダンホスピタルショウ2025(会期:2025年7月16日~7月18日、会場:東京ビックサイト 西展示棟)の同社ブースにて、「採血VR」を実際に体験できる機会を提供予定。
「採血VR」に関する問い合わせ
関連リンク
株式会社セカンド・サイド
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