株式会社Happy Quality(静岡県浜松市)は、農業に特化したVR安全教育コンテンツ「Happy Safety(ハッピーセーフティー)」のエントリー版を、2025年8月22日より販売開始した。
Happy Safetyは、VRゴーグルを用いて農業現場で発生しうる危険シーンを安全かつリアルに再現することで、より実践的な安全教育の実現を目指すサービス。農業分野では依然として労働災害が多く、特に経験の浅い若手就農者や技能実習生に対し、従来の座学やマニュアルだけでは危険の本質を十分に伝えることが困難であった。また研修担当者の教材準備や指導にかかる負担も課題となっていた。こうした背景から、VR技術が持つ「再現性」「没入感」「効率性」を最大限に活用し、従業員の危険感受性や危機管理能力の向上に繋げることを期待されている。
今回のリリースを記念し、2025年10月22日までの期間限定で「刈払機作業」コンテンツの無料提供を含む特別価格キャンペーンが実施される。
「Happy Safety」概要
- 提供開始時期:
2025年8月22日 - 価格:
通常1コンテンツ¥1,500 - リリース記念特典(2025年10月22日まで):
- 「刈払機作業」コンテンツ:無料提供
- 上記以外のコンテンツ:1コンテンツ ¥700
- 対応VRゴーグル:
Meta Quest(Meta Quest2以降)
特徴
- 農業に特化&買い切り型:
農業現場で実際に起こりうるリアルな作業風景や、それに伴う危険シーンを詳細に再現している。コンテンツは買い切り型で提供され、初期導入以降は追加費用なく継続的に運用が可能であり、コストパフォーマンスに優れる。 - VRとモニターの併用体験:
安全教育の受講者はVRゴーグルを装着して没入感のある体験を享受できる一方、他の研修メンバーはモニターに接続された同じ映像を共有して視聴できる。これにより、単なる個人体験に留まらず、現場全体で危険に対する共通認識を醸成し、チームとしての安全意識を高めることが期待される。 - ステップ式体験設計:
コンテンツは、危険場面の「予知」から始まり、「体感」、そしてその後の「振り返り」を経て、最終的な「行動変容」へと繋がる段階的な学習プロセスを設計している。この体系的なアプローチにより、参加者は単に危険を経験するだけでなく、その経験を実際の行動に反映させるための思考力を養うことができる。 - 教材更新・運用効率:
デジタル教材であるため、コンテンツのバージョン管理や、必要に応じた差し替えが容易である。これにより、常に最新の情報に基づいた教育を提供でき、教育の継続性が確保されるとともに、管理者の運用負担も大幅に軽減される。
カスタマイズ可能な「PRO版」
現在販売されているエントリー版は、短時間で手軽に危険体験を学べる内容となっているが、より本格的な研修ニーズに応えるため、内容をカスタマイズ可能な「PRO版」の制作も可能。