メタバースWeb3のコンテンツ企画・ディレクションを行うVma plus株式会社は、自社のマルチバース・プラットフォーム「Vma plus Station(ブイマプラスステーション)」で、観光地をメタバースで探求する新エリアの「観光メタバース」を提供開始すると発表した。
観光メタバースは、同社が2030年までに実現を目指す「50億人のメタバースプロジェクト」の第3弾となり、今年1月にリリースした第1弾「Meta ZIPANG(メタジパング)」、今年4月に提供を開始した第2弾「Vma plus Station」に続く形で発表された。
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観光メタバースとは?
観光メタバースでは、各地方の文化的特色、伝承される風習や慣習を資料・写真・動画などで掲載し、地域の魅力を発信することができるようになっており、仮想空間内での観光案内やツーリズム、イベント開催、販売、コミュニケーション、観光地のブランディングなどを展開する事が可能。
2023年4月から提供開始のマルチバース・プラットフォーム「Vma plus Station」における、マルチバースの一つとして展開する。
■具体的な使用例
・地域の観光スポット紹介
・地元の文化体験紹介
・地元特産品の販売(EC)
・アバターでの相談窓口
・現地で使えるクーポンの配布
マルチバースプラットフォーム「Vma plus Station」
Vma plus Stationは、様々な目的に合わせたマルチバースを作れるプラットフォームで、スポーツや教育、環境など、特定の目的に特化した様々なマルチバースを展開する。
■マルチバースとは?
マルチバースとは、複数の異なる宇宙や現実・世界が存在するという考え方で、メタバース領域で使われる場合は、独立する複数のメタバース空間が相互連携を伴いながら存在する世界などを指す事が多い。
「Meta ZIPANG(メタジパング)」に設置可能
Vma plus Stationのマルチバースの1つであり、日本各地域のテーマパークをメタバース上で再現し、地域の工芸や産業、観光情報を発信することを目的としている、日本列島デザインが特徴のオープンメタバース「Meta ZIPANG(メタジパング)に設置することが可能。
目的に合わせた4つのメタバースを用意
現在、マーケティング目的に合わせて4つのパターンのメタバースが用意されており、これらのメタバースを自由に組み合わせることで、観光体験に必要な環境を提供するとしている。
展示会型
展示会の雰囲気を再現して商品の展示や情報の発信ができ、アバター同士が交流したりライブ配信を楽しむことができる。
観光型
観光地の情報を発信し、地方産の商品を購入できる場所として機能し、オフラインのイベントと連動したオンラインイベントも開催できる。
テーマ型
独自のテーマパークを創造することができ、共感を得るメタバースマーケティングを実現できる。
企業型
企業のブランディングと製品のリアルマーケティングを統合的に実現するためのもので、商品情報の発信からインフルエンサー活用、そして顧客フィードバックまで、すべてを独自の空間で一元管理できる。