株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の連結子会社である株式会社三菱UFJ銀行と、NTTグループのXR事業を担う株式会社NTT QONOQ(NTTコノキュー)は、メタバース市場の創造と発展に向けて協業開始を発表した。
両社は、メタバースの中長期的な社会実装の実現に向け、さまざまな事業・団体パートナーとの連携を通じ、実証実験や事業化を視野に仮説検証と具体化を進めるとしている。
【関連】三菱UFJ銀行とTBT Labグループが資本業務提携を締結
協業の背景
三菱UFJ銀行とNTTコノキューは、メタバースを今後大きく成長する可能性を秘めた領域、中長期的に取り組むべき分野と位置づけており、「新たな産業」として社会に定着させるため、メタバース市場の創造・発展に向けて協業を進める。
協業概要
今回の協業では、生活者×事業者に対する洞察を起点に、以下3点を検討・推進していく。
- メタバースの利活用に関する生活者・事業者調査
- NTTコノキューが提供するプラットフォーム「DOOR」を活用した、新たなユースケースの創出・検証
- さまざまなパートナーとの連携による新たな事業機会の模索
具体的な取り組みとユースケースアイデア例
三菱UFJ銀行とNTTコノキューは、メタバースに関するさまざまなインタビュー調査や利用実態と意識調査(※)を実施しており 、それらを元にした複数ユースケースアイデアの一例として、「なりたい自分を見つけるわくわく職業体験の場」の実証実験に向けた協議を進めている。
職場体験の提供については、自らの将来を意識し始める学生や社会人が、気軽に・楽しく参加できるバーチャル職業体験の場を提供することで、参加者が自らの才能や適性のあるキャリアを見つけ、自己実現に向けて必要な学びや活動にたどり着くことをサポートするなど、誰もが自分らしく輝く社会の実現を目指すとしている。
※メタバースに関する利用実態と意識調査
三菱UFJ銀行とNTTコノキューは、メタバースの浸透において重要な顧客層の一つとして注目の集まる高校生と大学生について、メタバース利用経験者600名を対象に「メタバースに関する利用実態と意識調査」を実施。