山梨県、ひきこもり支援メタバース空間「ふらとぴあ」を開設。オープン記念イベントを10月29日(火)に実施

山梨県は、ひきこもりがちの生活を送っている方や孤独を感じている方が、リラックスして気軽につながりあえる場として、ひきこもり支援メタバース空間「ふらとぴあ」を、2024年10月25日よりオープンした。

山梨県の美しい自然をモチーフにしたメタバース空間の制作を、メタバース・VR・XRの開発事業を展開する株式会社リプロネクストが担当しており、本空間を活用した、ひきこもりの方への情報提供や相談サービス、交流の場の提供などを通し、社会とのつながりの回復、孤独感の解消などを目指すとしている。

なお、10月29日(火)にオープン記念イベントが予定されており、こちらのイベントへは、予約いらずで誰でも自由に参加が可能となっている。

ひきこもり支援メタバース空間「ふらとぴあ」とは?

内閣府の2023年の調査では全国のひきこもり人口が約146万人とされ、山梨県での2020年度の調査では615名が確認された。
特に就職氷河期世代である40代(163名、26.9%)と50代(142名、23.4%)が全体の約半数を占めていることから、「ふらとぴあ」では、この世代を主な対象として、外出せずに利用できるメタバース空間を活用。
山梨県の豊かな自然をモチーフにし、悩みを抱える人がリラックスして利用できるよう配慮されたメタバース空間は、エントランスでの情報提供、交流広場での他者との対話、個別相談ルームでの相談など、多様な機能を備えており、ひきこもりの方々が物理的な制約を気にせず、匿名で安心して利用できる居場所として活用される。

ひきこもり支援メタバース空間「ふらとぴあ」詳細

「ふらとぴあ」へは、ヘッドマウントディスプレイなどの特別な機材は不要で、パソコンやスマホから簡単にアクセスが可能。

■概要

◎開場日:
2024年10月25日(金)10時~2025年3月14日(金)まで

 ◎会場:
メタバースプラットフォーム「NTT DOOR」内
山梨県ひきこもり支援メタバースふらとぴあ

◎操作方法:

◎対象者:
山梨県内に住んでいる
・ひきこもりがちの生活を送っている方
・生きづらさを感じたり悩みを抱えたりしている方
・家族のひきこもりに悩んでいる方

※主に就職氷河期世代の方が対象。他の世代の方も利用可能。

■各空間の特徴一覧

エントランス

エントランス

「FUJIYAMAツインテラス」をイメージした開放的な空間で、各種支援情報やイベント情報などの最新情報を掲示。

交流広場

交流広場

空に浮かぶ「浮島」で構成された空間。主に交流イベントを実施。

個別相談ルーム

個別相談ルーム(夜)

南アルプスの清流をイメージした落ち着いた空間で、昼ver.と夜ver.の2パターンが用意されている。

オープン記念イベントについて

「ふらとぴあ」のオープンを記念した交流イベントを開催。
事前申し込み不要で、誰でも参加が可能。

◎日時:
2024年10月29日(火)15:00~15:45

◎会場:
公式サイトを参照

◎内容:
・チャットやリアクションを用いたアイスブレイク
・交流空間を活用したミニゲーム(みんなで宝探しゲーム等)

交流イベントも開催予定

今後は交流イベントを開催予定。
チャット音声での会話以外に、リアクションボタンを押すだけ、そっと見学するだけの参加も可能。

◎日程:
令和6年11月9日(火)、12月12日(木)、12月19日(木)
令和7年1月8日(水)、1月15日(水)、2月12日(水)

◎時間:
各回 15:00〜15:45

◎定員:
毎回20名以内

◎対象:
山梨県に住んでいる方で、ひきこもりがちの生活を送っている人、生きづらさを感じている人、悩みを抱えている人、ご家族の心配事がある人など

◎申込締切:
各回3日前の正午まで

■イベント内容

  • 第一回:ひきこもり経験のある支援者と、当事者の方の2名でのパネルトーク
  • 第二回:メタバース空間を楽しむ内容の交流会(ミニゲームなどを実施)
  • 第三回:当事者同士での交流をメインにした交流会
  • 第四回:当事者同士での交流をメインにした交流会
  • 番外編①:NPO・市民活動団体の活動紹介イベント
  • 番外編②:アバター作成方法&3DCGモデリング体験会

関連リンク

山梨県
> 公式サイト

株式会社リプロネクスト
> 公式サイト

参考元・引用元公式発表

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