博報堂「メタバース生活者ラボ」、研究レポート第一弾「メタバース生活者から学ぶ デジタル社会のこれから」公開

株式会社博報堂(東京都港区)の専門組織である「生活者発想技術研究所」の研究プロジェクト「メタバース生活者ラボ」は、研究レポート第一弾「メタバース生活者から学ぶ デジタル社会のこれから ―私を豊かにする、もうひとりの私―」を2025年9月26日に公開した。

本レポートは、現代におけるメタバースの役割を、単なるゲームや仮想空間といった技術的な定義にとどめず、人々の「もうひとりの私」が存在する新たな生活の場として捉えている。近年、コミュニケーション技術の進化は目覚ましいものの、同時に社会の分断や不寛容さの増大、SNSでの過度な承認欲求などが生活者を疲弊させている側面がある。これに対し、メタバースは、人との新しいつながりや、自分自身を豊かにする新たなあり方を提示する可能性を秘めており、当事者である「メタバース生活者」の視点から、これからのデジタル社会の兆しを読み解き、企業が今後取るべき視点を提言している。本レポートは無料でダウンロードが可能となっている。

「メタバース生活者から学ぶ デジタル社会のこれから」概要

公開されたレポートは、具体的な調査結果や分析を通じて、メタバース生活者の実態に深く迫っている。レポートの構成には、「SNSとメタバースは何が違うのか?」といったコラムも含まれており、メタバースの独自性を分析する視点が提供されている。

<レポート構成>

  1. 私たちが考える「メタバース生活者」
  2. 私を豊かにしてくれる「メタバース生活者」としての私 ~コラム:「SNSとメタバースは何が違うのか?」~
  3. 企業が「メタバース」を活用するために必要なこと
  4. まとめ

レポート一部抜粋

メタバース生活者の現在地

メタバース生活者の現在地

メタバース生活者としての自分

メタバース生活者としての自分

メタバースにいる自分は、リアルよりも“素”の自分

メタバースにいる自分は、リアルよりも“素”の自分

現実世界-SNS-メタバース世界の関係

現実世界-SNS-メタバース世界の関係

なぜ、メタバースを理解・活用すべきなのか

なぜ、メタバースを理解・活用すべきなのか

メタバース生活者ラボについて

メタバース生活者ラボは、デジタル世界ならではの「(もうひとりの)自分」を持つ人々「メタバース生活者」によって構成された、コミュニティ型の研究プロジェクト。当事者の視点を出発点とし、社内外の多様なメタバース生活者と共に、デジタルとフィジカル(現実)の往還が日常化するなかで、新たな生活者価値や生活の兆しを探究することを目的としている。

生活者発想技術研究所について

生活者発想技術研究所は、クライアント企業の生活者発想を推進するための研究開発を目的として2024年9月に設立された専門組織であり、「未来生活者発想」をコンセプトに掲げ、「生活者発想経営」「フォーカス型生活者洞察」「生活者心理・行動」「ウェルビーイング社会の共創」「生活者発想に基づく創造性」など、多様なテーマに関する研究・開発・教育・発信を行っている。

参考元・引用元公式発表

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