MATRIXがAI(人工知能)を用いたメタバースワールドの自動生成に成功しプロトタイプ動画を公開

リアリティ・メタバース・プラットフォーム「どこでもドア」を開発・運営する株式会社MATRIXは、同社が今年11月に発足させた、メタバース先端技術研究組織「MATRIX GENESIS LABS」が、AI(人工知能)を用いたメタバースワールドの自動生成に成功したことを受け、プロトタイプ動画を公開した。

「Project Genesis」とは?

「Project Genesis」は、AIによるメタバースワールド自動生成技術で、メタバース空間の生成を労働集約的に実行するのではなく、音声入力によって誰もが簡単に自由にメタバースワールドを生成できることを目指し開発。

今回発表されたプロトタイプ版には主に3つの課題があるとしており、それらに対応するため、アルゴリズムの調整や計算力の拡張などを準備し、対策が完了次第、順次発表するとのこと。

また「Project Genesis」ベータ版を、同社が開発するリアリティ・メタバース・プラットフォーム「どこでもドア」にて近日公開予定としている。

「Project Genesis」プロトタイプ版の課題

  1. 1つのワールド生成に時間(約60秒)がかかる
  2. 画質の高精細化は未達成
  3. 動画化されていない

「MATRIX GENESIS LABS」とは?

メタバース先端技術研究組織「MATRIX GENESIS LABS(MGL)」は、人工知能・Web3等の各種先端技術が、メタバース空間での生き方にどのような影響を与えるかなどを研究し、そこで実装された様々な技術を、リアリティ・メタバース・プラットフォーム「どこでもドア」にベータ版として公開し続けるプロトタイピングチーム。

メタバースにおける先端技術を最速で提供するために、内部だけにとどまらず、外部の研究者や企業等とのコラボレーションを積極的に推進しており、公開されたベータ版は、ユーザーの試用によって、その価値や課題を検証したうえで、本稼働に進む手順を踏むとしている。

リアリティ・メタバース・プラットフォーム「どこでもドアとは?

どこでもドアは、メタバース空間で、出会って・集まって・楽しむ「メタバース空間共有プラットフォーム」。

無料で用意されているライブラリ映像を使うことで、誰もが簡単にメタバース空間(ワールド)を作成できるほか、手持ちの映像を使ったオリジナルワールドも作れるため、簡単にVRイベントなどを開催することが可能となっている。

また、AI翻訳を備えており、多言語でのコミュニケーションを実現している。

「どこでもドア」公式サイト

どこでもドアの特徴

  • 構築されるワールドは、CGではなく主にリアル映像やリアル画像
  • 世界100か国約1000ヵ所の無料ライブラリ映像を用意
  • 会話が瞬時に自分の言語に翻訳されて表示されるAI翻訳付き
  • 360°カメラなどを使った臨場感の有るライブ配信が可能

会社概要

株式会社 MATRIX(メタリアルグループ)

所在地:東京都千代田区神田神保町3-7-1 ニュー九段ビル5F
代表者:代表取締役 五石 順一
設立:2020年9月30日

コーポレートサイト

株式会社メタリアル

所在地:東京都千代田区神田神保町3-7-1 ニュー九段ビル
代表者:代表取締役 五石 順一
設立:2004年2月
上場市場:東証グロース(証券コード:6182)

コーポレートサイト

参考元・引用元公式発表

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