大日本印刷が4つの地域課題解決に寄与する自治体向けメタバース・パッケージサービスの提供を開始

大日本印刷株式会社(DNP)は、「地域の魅力発信」「産業振興の促進」「相談業務の支援」「地域コミュニティーの活性化」など、自治体が抱える4つの課題解決に寄与する、メタバースを活用したパッケージサービスの提供を発表した。

本サービスは、同社が展開する、新しい体験と経済圏を創出する「XRコミュニケーション®事業」と、人々がいつでも簡単かつ安全・安心に楽しめる空間を構築するXRロケーションシステム「PARALLEL SITE®(パラレルサイト)」の機能を活用し、地域の課題解決に向け簡易的な実証段階から利用できるサービスを開発。
それらを全国の自治体向けに提供する。

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自治体向けパッケージサービスの概要と特長

自治体向けに4つの課題に対応

◎1:地域の魅力発信
メタバースならではのインタラクティブな体験を利用し、メタバース内にて、地域の観光資源をより深く知ることができる謎解きイベントや、地域の歴史・文化をテーマとした生涯学習を行うなど、幅広い分野での多様な企画の実施を支援する。

「地域の魅力発信」としてメタバースで謎解き実施のイメージ
「地域の魅力発信」としてメタバースで謎解き実施のイメージ

◎2:産業振興の促進
メタバース内に、ショールームや期間限定で開設するポップアップストアなどを構築し、地域の商品・サービスの販売や催事・イベントの開催などを支援するほか、自治体内の小中学生を対象に、地元企業の魅力を体感できる職業体験を実施するなど、『シビックプライド』の醸成につなげる企画の実施を支援する。

 ◎3:相談業務の支援
セキュリティ性の高いメタバース空間で利用者の匿名性を確保し、アバターを使った、暮らしや子育てなどの相談業務にも対応できるように支援する。

◎4:地域コミュニティーの活性化
対象地域への高い関心および帰属意識の醸成につなげるため、自治体およびその地域における関係人口を増やす事を目的に、場所や時間等の制約が少ないメタバースに、地域の住民や関係者を集めた交流促進などを支援する。

■多様なコミュニケーション機能を利用可能

画像・動画コンテンツの掲出、音声でやり取りできるボイスチャット、「楽しい」「すてき」等のスタンプによる利用者の感情の表現など、さまざまなコミュニケーションの機能をメタバース内で利用可能。

■メタバースの構築運用で得たノウハウを提供

DNPは、自治体と連携して「渋谷区立宮下公園Powered by PARALLEL SITE」や「札幌市公認PARALLEL SAPPORO KITA3JO」、「バーチャル秋葉原」、「デジタルモール嬉野」など多様なメタバースを構築してきた実績を有しており、メタバースを本格導入する前の実証実験の企画設計から、空間の構築、本格的な運用まで、ワンストップで支援可能としている。

価格(税込)

◎初期費用:
200万円~

◎月額利用料:
30万円~

今後の展開

同社では、引き続き自治体の各部署が抱える課題に対応した新たな機能・サービス等を開発・拡充し、地域の課題解決や創生に貢献していくとしている。
また、本サービスは、2023年6月28日(水)~30日(金)に東京ビッグサイト・東7ホールで開催される「第3回スマートシティ推進EXPO」のDNPブース(ブース番号:31-20)にて紹介予定となっている。

会社概要

大日本印刷株式会社

> コーポレートサイト

参考元・引用元公式発表

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