大日本印刷がコミュニケーションを通じシナリオの理解と共感を促すロールプレイング型のメタバース構築サービスを提供開始

大日本印刷株式会社(DNP)は、複数の参加者がコミュニケーションを取りながら、シナリオにある課題解決やイベント参加などを行い、多様なテーマについて楽しみながら理解・共感を深める事が可能な、ロールプレイング型のメタバース構築サービスを7月13日(木)より提供すると発表した。

本サービスは、同社が展開する、新しい体験と経済圏を創出する「XRコミュニケーション®事業」と、人々がいつでも簡単かつ安全・安心に楽しめる空間を構築するXRロケーションシステム「PARALLEL SITE®(パラレルサイト)」の機能を拡充し、企業の研修やワークショップ、自治体等の防災教育などの用途で活用されるとしている。

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開発の背景

メタバース内でのコミュニケーションをより活発化させるニーズの高まりに伴い、現在、国内の多くの企業や自治体等が採用している、静止画や動画を鑑賞するショールーミング型のサービスではなく、利用者同士が積極的にコミュニケーションを取る事が可能な、ロールプレイング型に特化したメタバース構築サービスを開発した。

ロールプレイング型に特化したメタバースの特長

1.教育・イベントなど幅広いシナリオに対応 

本サービスは、「チュートリアル(操作方法)」「シナリオ体験」「フィードバック(体験結果に対する評価・解説)」のテンプレート(ひな型)で構成されており、教育やワークショップ、謎解きイベントなどのさまざまなシナリオで、ロールプレイング型のメタバースを提供可能。
各シナリオは、1グループ4名を基本として複数名の参加が可能で、同じ時間帯に最大10グループまで体験できるため、大規模な企業研修やイベントなどにも活用できる。
また、チケット機能によって参加者を限定することもで、有償でのサービス提供も可能となる。

2.ロールプレイングを通じてよりアクティブな学びにつなげる 

「シナリオ体験」では、各参加者が割り当てられた役割になりきり、ボイスチャット機能を使ってコミュニケーションを取りながら、協力してシナリオの解決・達成を目指す。
「フィードバック」では、各参加者が達成状況に応じて評価されるため、個々の内容を振り返り、自身の課題発見や成長につなげることが可能となっている。

3.さまざまな企業・団体等が連携し、個別のニーズに合わせたシナリオを提供 

企業・自治体・団体等のニーズや課題に応じて、多様なシナリオの作成が可能。
DX人材育成研修や、地域に根差したリアル宝探し、SDGsについて楽しみながら学べる謎解きなど、学習・研修・イベント等の企画にとどまらず、幅広いジャンルのシナリオを提供するとしており、今後もラインアップの拡充を予定している。

価格(税込)

空間利用料:900万円~/件 ○運用費:50万円~/月

※上記以外に初期セットアップ費、シナリオ組込費が別途必要

会社概要

大日本印刷株式会社

> コーポレートサイト

参考元・引用元公式発表

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