メタバースエンタテインメント産業の創出に向けActiv8とSynamonが経営統合を発表

バーチャルIPプロデュース事業などを展開するActiv8株式会社と、メタバース・XR領域のテックカンパニーである株式会社Synamonは、2023年5月に経営統合をしたと発表した。

今後は、新しいエンタメ体験の創出に向け、Activ8の有するメタバース時代に最適化したIPプロデュース力と、Synamonのメタバース・XR領域における技術力を融合させるとしている。

また、今後の事業詳細については、6月28日(水)~30日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第1回 メタバース総合展【夏】」にて紹介予定となっている。

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経営統合の背景

” Activ8は、「メタバースエンタテインメント産業をつくる」をビジョンに掲げるスタートアップです。
創業以来、VTuberの原点となるKizuna AI(キズナアイ)を生み出し、2022年公開の『ONE PIECE FILM RED』ヒロイン、ウタの紅白出場におけるライブ映像の制作支援など、新時代を象徴しリードする数々のプロジェクトを推進してまいりました。
日本には、世界を席巻するポテンシャルを秘めたIPやクリエイター、二次創作カルチャーといったエンタメ資産が数多く存在するとActiv8は考えています。そして、そんな日本のエンタメ資産を時代や技術の進化に合わせてエンパワーメントし、魅力を引き出すことで、日本から、世界に通用する「メタバースエンタテインメント産業をつくる」ことにつながると信じています。我々が目指すメタバースが普及した未来に向けて、日本のエンタメが時代をリードできるようにアップデートしつづけるためには、先端技術に対する深い知見や、プロダクト開発力がより高い水準で必要になると以前から考えていました。
そんな中、新たなパートナーとして出会ったのがSynamonです。
Synamonは2016年からXR・メタバース領域でBtoBサービスを展開し、高い技術力で業界をリードしてきたスタートアップです。SynamonはActiv8が求めていた技術力を持つだけでなく、お互いの価値観やビジョンにも共通点が多く、深く共感しあうことができた会社でした。
我々の目指す「メタバースエンタテインメント産業をつくる」という目標は非常に大きく難易度の高いものですが、Activ8由来のエンタメビジネスのプロデュース力とSynamon由来のXR・メタバースの技術力を組み合わせることによって、より早いスピードで目標を達成できると確信し、今回の経営統合に踏み切ることとなりました。 ”

今後の構想や事業展開

本経営統合後は、下記を中心とした事業強化を目指す。

■エンタテインメント企業向けのIPバーチャライズサービス

IPに登場するキャラクターや世界観を3DCG化することで、より没入感のあるエンタテインメント体験を提供し、ユーザーとのインタラクティブ性の高いコミュニケーションを促す取り組みである、IPの「バーチャライズ」(バーチャル化)を提供。
Activ8の持つエンタメビジネスのプロデュース力と、Synamonが持つXR・メタバースの技術力を組み合わせ、3Dモデル作成、バーチャルライブ制作、メタバース構築、VTuber運用など、様々な施策を提案可能としている。

> Activ8が担当したバーチャライズ事例(2023年6月時点)

■一般企業・自治体向けのプロモーションサービスの加速

「バーチャルIPやメタバースを活用したプロモーションを検討したい」という企業のニーズに対応し、バーチャル領域を主軸としたマーケティング支援サービスを提供。
今後は、リアル会場とメタバース、オンラインを組み合わせたハイブリッドな音楽ライブやトークショーなど、企業のニーズに合わせた幅広いプロモーション支援プランの提供を予定している。

各社代表コメント

Activ8株式会社 代表取締役:大坂 武史氏

Activ8株式会社 代表取締役:大坂 武史氏

” 「メタバースエンタテインメント産業をつくる」―これがActiv8のビジョンです。その実現に向け、技術開発基盤の内製化は創業から必要とされるものでした。そんな中、2017年に訪ねた相談相手が、技術とカルチャーへの理解がある武樋さんたちSynamonチームでした。
今年に入り、本格的に経営統合の準備を進める中で、Synamonが持つカルチャー、プロダクト、そしてビジョンへの理解を深め、これまで積み上げてきた歴史に改めてリスペクトを持ちました。こうして今後事業を一緒に進められることを大変喜ばしく思います。
VTuberをはじめとするバーチャルIPとメタバースは不可分かつ相性の良い領域群です。
あらゆる革新的な技術がエンタメを起点として大衆に受け入れられてきた歴史から見て、メタバースもバーチャルIPをはじめとするエンタメ周辺から立ち上がるという仮説を持っています。
この経営統合を経て、新生Activ8として日本が誇るIP・アーティスト・クリエイターの皆さまとともに、次世代エンタメ産業の創造の起点となっていきますので、私たちの旅路をぜひ応援、ご支援いただけると嬉しいです。よろしくお願い申し上げます!! ”

株式会社Synamon 代表取締役:武樋 恒氏

株式会社Synamon 代表取締役:武樋 恒氏

” ほぼ同時期に創業し、同じXR・メタバース業界内で様々な苦楽をともにしてきたActiv8社、そして大坂さんと手を組み、バーチャル×IPが更に盛り上がってきたこのタイミングで両社の強みを活かす形で一緒になることはとても感慨深く、それ以上に今後の未来に向けてワクワクしております。
Synamon単独ではカバーが難しかったエンタメ領域での活動やIPビジネスのノウハウをうまく取り込んでさらなる価値提供を行うのみならず、元々の強みである開発力や技術力を活かし更に価値を高めることで、今まで実現し得なかった新しい価値領域を開拓できると確信しております。
業界を代表し、そして牽引するような存在になれるよう尽力してまいりますので皆様引き続きよろしくお願いいたします。 ”

Activ8株式会社について

「生きる世界の選択肢を増やす」をミッションに、メタバースエンターテインメント事業を展開する2016年創業のスタートアップ。
VTuberの原点となるKizuna AI(キズナアイ)を生み出し、世界で活躍するバーチャルアーティストのプロデュースからメタバース/リアルに最適化したハイブリッドイベントの企画・制作、地方創生までを展開している。

株式会社Synamonについて

リアルとデジタルの融合を加速させるため、メタバース総合プラットフォームの開発や企業に向けたXR技術の活用支援を行うテックカンパニー。
マルチデバイス対応のBtoBtoCに特化したファンマーケティング向けメタバース「SYNMN」を開発・提供している。

会社概要

Activ8株式会社

> コーポレートサイト

株式会社Synamon

> コーポレートサイト

参考元・引用元公式発表

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