メタバース参入についてのルール作りや政策提言などを行う一般社団法人メタバース推進協議会と、生成AIの社会実装に向けて、スキルの習得・可視化を推進する一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)は、メタバースと生成AIの社会実装に向け、デジタルコンテンツの知的財産権に関する協議などを目的とした相互連携の締結を発表した。
本連携により、双方の協会・協議会にて相互加盟を行い、「デジタルコンテンツの知的財産権」をテーマにした協議を推進する分科会を設置するなど、メタバースと生成AIを安全・安心に活用できるような社会実現を目指すとしている。
本連携の背景
現行法では明確な判断が難しい、「ChatGPT」などの生成AIによる著作権をはじめとする知的財産権の侵害について、メタバース領域でも同様の問題が提起されている。
それらの状況を受け、「デジタルコンテンツの知的財産権」をテーマにした協議を推進し、生成AIとメタバースを安全・安心に活用できるような社会を目指すために本連携に至ったとしている。
本連携の内容
本連携は、下記のような取り組みを行う。
- メタバース推進協議会とGUGAが相互加盟を実施
- 「デジタルコンテンツの知的財産権」をテーマにした分科会を設置
- 生成AIとメタバースの有識者(弁護士、コンテンツホルダー、クリエイター、メディアなど)による協議の実施
- 協議後にガイドラインの作成や認定試験・資格の開発、官公庁への提言など、社会全体で歩みを進めていくための施策を検討。
※現在、官公庁・団体・企業・有識者からの本取り組みへの参画を募集している。
一般社団法人メタバース推進協議会とは?
メタバース推進協議会は、人々の生活に根づくメタバース構築に向け、企業・団体と連携しながら、国内メタバースの経済圏や文化圏に関するあり方について、セミナーやイベントなどを通じ啓蒙活動や政策提言を行っている。
一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)とは?
GUGAは、生成AI活用を社会に実装していくため、スキルの習得・可視化を推進する一般社団法人。認定試験の実施や資格の発行といった活動を通じて、生成AI活用が企業活動における普遍的なスキルとして定着することを目指している。
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