愛知県豊田市は、将来的なメタバースの普及を見据え、市民・企業・行政が一体となってメタバースを活用しやすい環境を整備するため、豊田市のこれまでの実証実験を踏まえた技術活用の有効性や今後の取組方針などを示す、「豊田市メタバース将来ビジョン」を新たに策定した。
メタバース活用について、自治体が統一的な考え方を示し、活用に向けた方針などを策定することは全国的にも先進的な取り組みで、今後は同ビジョンに基づき、社会課題の解決に向け、地域全体でのメタバース活用を推進するとしている。
【豊田市関連記事】愛知県豊田市、バーチャルマーケットに初出展
「豊田市メタバース将来ビジョン」リンク
> 豊田市メタバース将来ビジョン(概要版:PDF)
> 豊田市メタバース将来ビジョン(本編:PDF)
> 附属資料(PDF)
「豊田市メタバース将来ビジョン」主な内容
- 2030年に目指すべき姿:「豊田市におけるメタバースを活用した新たな価値の創造」
- 活用方針:「地域全体でチャレンジできる『自治体メタバース』豊田市モデル」
- 社会課題の解決に向けて豊田市が実施したメタバース実証実験(福祉、人事、教育の3分野で実施)の概要・結果
- 豊田市の今年度のメタバース活用の取組
- 2030年に向けたロードマップ
2030年に向けたロードマップ
ビジョンに基づく豊田市のメタバース活用事業の予定
- メタバースの理解促進と普及啓発及びメタバースの担い手支援策の検討(9月~)
- メタバース空間(共通基盤)の構築及び運用開始(12月頃)
※事業費は2024年6月豊田市議会定例会に一般会計補正予算として上程
『自治体メタバース』豊田市モデルとは?
メタバースを地域課題解決に資する社会インフラと捉え、メタバース上でコミュニティ形成や情報交換などができる豊田市独自のメタバース空間を整備し、市民や企業が主体的にメタバースを活用しやすい環境を整備。
また、地域全体でメタバース活用にチャレンジする取組を先進的な「豊田市モデル」として積極的に情報発信し、全国的なメタバース活用の機運を醸成につなげるもの。