株式会社DENDOH(東京都渋谷区、代表:押田大輝)は、プレシードラウンドにて、W ventures株式会社、SBIインベストメント株式会社、F Ventures LLP、三菱UFJキャピタル株式会社、及びエンジェル投資家橋田一秀氏を割当先とする第三者割当増資を実施し、総額:6030万円の資金調達を完了したと発表しました。
同社では、今回の第三者割当増資が外部からの増資による資金調達として初となり、調達した資金は、新たなメタバースアバタープラットフォームの開発やクリエイターの採用強化に活用するとのこと。
また、18日夜に開催された本田圭佑氏が創業したProtocol主催のメタバース合同企業説明会にて、同社CEOの押田大輝氏が今後の方針について語り、メタバース空間にとって必要不可欠なアバターについて「アバターニーズは今後とも急拡大する」としており、ただし「現時点では開発コストや専門知識が必要などの理由から、良質なアバターが充分に実装・供給されておらず、同社で統一規格のアバターメイク機能を開発・提供することで、国内エンタメ企業などと提携し、メタバース空間で使えるアバター&アパレルアイテムのハブを目指す」としている。
資金調達の背景
同社では、メタバース市場の急拡大にともない「メタバース」は単なるバズワードで終わらず、将来的に多くの時間をバーチャル空間で過ごすスタイルは不可逆な流れとしており、その中で自己表現に用いられるアバターの必要性を重視しているとのこと。
そのためのサービス実現に向けて、また成長する産業で事業推進を加速させるため、今回の資金調達を実施したとしている。
調達資金の用途
以下への投資を目的に資金調達を実施。
- 3Dアバタープラットフォーム「molz(モルツ)」の開発・運営
- サービス開発体制の強化、クリエイターの積極採用
開発・運営サービス紹介
3Dアバタープラットフォーム「molz(モルツ)」の開発・運営
※画像はコンセプトイメージで実際にアプリケーションとは異なる。
アバター作成アプリケーション
異なるメタバース空間上で横断的に利用(複数のファイル形式で出力)できる「3Dデフォルメアバター」を簡単に作成・着せ替え・管理できるアプリケーションサービス。
アバターキャラクター創作プロジェクト
上記アバター作成アプリケーション上で、オリジナルの世界観(物語やキャラ設定)をもち、キャラクターIPとしてユーザーと共に作り上げていくプロジェクト型サービス。
クリエイター採用について
同社では事業拡大に伴い、「正式リリース前のプロダクトから関わりたい」「裁量を持って活躍したい」という情熱を持った人材を募集中とのこと。
採用ポジション
- UI/UXデザイナー
- Unityエンジニア
- 3Dアートディレクター
- プロダクトマネージャー
- グラフィックデザイナー
- マーケター
- インターン
▶ 採用についての問い合わせ先
代表コメント
押田大輝(株式会社DENDOH 代表取締役CEO)
今回、豪華な投資家陣、尊敬する先輩起業家から出資を受け、事業を加速させていけることを大変嬉しく思います!社名の『DENDOH』には日本発で石碑に名を残せるような『”殿堂”入り』企業を創るという意味が込められています。今回、初めての資金調達によって投資家という形でDENDOHチームとして共に石碑に名を残せる仲間が増えました!出資いただいた資金を活用し、人々の心に刺さるエンターテインメント、アバターサービスを提供し、メタバースとその空間上での自己表現としてのアバターがもっともっとかんたんに楽しく体験できる世界を目指します。今後もさらに僕達と共に挑戦し共に石碑に名を残せるチームメンバーを増やし邁進していきます!
投資家コメント
高津秀也氏(W ventures株式会社)
DENDOHの挑戦する、オリジナルアバター市場は拡大するメタバース市場において有望な分野の一つと見込んでおります。その中でも、当社はキャラクタービジネスとアバタービジネスを融合した取り組みを志しており、グローバルの動きと比較しても非常に日本らしい動きだと考えており、JAPAN発のアバタークリエイトサービスとして大きな期待を感じております。メタバースはゲームやアニメなどの日本文化の集大成だと言われることもありますが、その最先端のトライができる環境がDENDOHにはございます。なんらかご関心頂ける方は是非ご連絡ください!
長尾陸仁氏(SBIインベストメント株式会社 投資部)
メタバース空間上で最も自己を表現できる要素であるアバター(及びアバターメイク機能)が現状のメタバースプラットフォーム上に十分に供給されていない状況は、今後バーチャル上でのライフスタイルの定着や各消費者の滞在時間に大きく影響を及ぼすと感じております。 上述の課題を解決し、実社会におけるファッションブランドのように、押田さんのチームが次世代のアバターブランドとして消費者に価値を提供する、そんな未来に胸を躍らせこの度SBIから出資させて頂きました。全力でご支援させて頂きます!!!
早坂啓伸氏(F Ventures LLP)
「メタバース」という言葉自体がバズワードとして一人歩きしはじめてしまっている一方で、ワールド数の増加など目に見える形で領域としての盛り上がりを感じており、その中で「アバター」はバーチャル空間を当たり前のものにするために必ず必要となる要素の1つであると考えていました。そんな中、押田さんとご縁をいただき、お話を伺っていく中で、サービスの必要性もちろん押田さんの領域に対するや考え方、戦略について共感し、今回出資させていただけることとなり、大変嬉しく思います。この領域に知見の深い代表の押田さんをはじめとしたDENDOHチームとともに、メタバースの一翼となれるような多くのユーザーに愛され使われるアバターを一緒に生み出していきます!
田口順一氏(三菱UFJキャピタル株式会社 投資第二部部長)
プラットフォームを横断してアバターを楽しめる「いつでも、どこでも、だれとでも理想の自分を楽しもう!」という理念に共感し、押田代表率いる若いチームを応援したいと思い今回投資させて頂きました。またメタバース空間上のアバターは様々な可能性を秘めており、その将来性の高さにも期待しております。これからも様々なチャレンジをしていくDENDOH社の更なる発展に向けて支援させて頂きます。
橋田一秀氏(株式会社ペライチ 取締役 Co-Founder・エンジェル投資家)
DENDOHに投資した理由は、押田さんのメタバースに対しての技術的知見の深さ、そして仲間を巻き込んでいく人間的魅力があるからです。市場としても、アバター周りのビジネスは日本だとまだまだ黎明期で、トンマナも海外と違い、日本からスタートしてチャレンジするには良い領域だと思います。押田さんのビジョンを実現すべく、起業家という立場から伴走させていただければ幸いです!
採択実績
▶ 経産省が進めるコンテンツ海外展開促進事業の「TechBiz2022」に採択
▶東京都主催のスタートアップ支援プログラム「ASACアクセラレーションプログラム」に採択
問い合わせ先
会社概要
株式会社DENDOH
DENDOHは「- Post Homo sapiens - アバターで人類をアップデートする」をミッションに、3Dアバターとそのテクノロジーに特化したエンタメスタートアップ企業です。「狂しいほど可愛いアバターで世界を満たす」ことをビジョンにメタバース空間で利用できる3Dデフォルメアバターをだれでもかんたんに作成できるサービスを提供しています。
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイスタワー27階
代表者:押田大輝
設立:2019年11月
事業内容:メタバース空間用アバター作成サービス
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