高精細なメタバース体験を端末性能に依存せず可能にする「リアルタイムクラウドレンダリング」をデジタルお花見上で実運用化

株式会社stu(本社:東京都渋谷区、代表者:黒田貴泰)及びKDDI株式会社は、高精細なメタバース体験をWEBブラウザやスマートフォンなどの端末性能に依存せず可能にする技術「リアルタイムクラウドレンダリング」について、バーチャル空間上のデジタルお花見コンテンツ「願いツナグサクラ VIRTUAL ver.β Presented by au VISION STUDIO」にて実運用化した事を発表しました。

リアルタイムクラウドレンダリングとは?

リアルタイムクラウドレンダリング
出典元:公式発表

リアルタイムクラウドレンダリングのオートスケール技術

リアルタイムクラウドレンダリングを実運用するにあたり、サーバーの『オートスケール技術』を開発したため、単一URLからのユーザーアクセスを効率的に処理することが可能となっています。
ユーザー側は、WebページやSNSに記載されたURLから直接高精細なバーチャル空間へのログインが可能になります。

リアルタイムクラウドレンダリング
出典元:公式発表

リアルタイムクラウドレンダリング利用のメリット

リアルタイムクラウドレンダリングを利用する事により、ユーザー側では事前に大容量データのダウンロードが不要になり、ビデオカードなどのグラフィックスアクセラレータがない端末でも快適に高精細なコンテンツが楽しめます。

コンテンツ制作者側からは、より広いユーザー層の獲得が可能になるほか、端末スペックの制約がなくなるため、さらなるコンテンツのクオリティー向上が可能です。

他にもAWS Wavelength (注1) と5G通信を活用することで、より低遅延でストレスのない映像伝送やインタラクション、高解像度化を実現可能。

リアルタイムクラウドレンダリング
出典元:公式発表

リアルタイムクラウドレンダリング技術の応用例

リアルタイムクラウドレンダリング技術の応用例として、高精細な商業施設都市ライブコンサートなどをあらゆる端末上で楽しむことが可能です。

デジタル花見「願いツナグサクラ VIRTUAL ver.β Presented by au VISION STUDIO」の特徴

従来では難しかった低スペックPCやスマートフォンでも、リアルタイムクラウドレンダリング技術を利用することにより、1000本以上の桜や1000個以上の絵馬、月明りが差し込む表現を行うボリューメトリックフォグ、水面の反射表現なども高密度で高精細な表現が可能となっています。

水面の反射を見事に表現

願いツナグサクラ VIRTUAL ver.β Presented by au VISION STUDIO
出典元:公式発表

(注1) 「AWS Wavelength」は、アマゾン ウェブ サービス (AWS) のコンピューティングサービスとストレージサービスをau 5Gをはじめとする5Gネットワークのエッジに組み込むことで、機械学習、モノのインターネット (IoT)、動画やゲームのストリーミング配信など、超低遅延が求められるエッジコンピューティングの活用を支援するサービスです。
※Amazon Web Services、AWS、AWS Wavelength、Amazon Elastic Compute Cloudは、米国およびその他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
https://biz.kddi.com/5g/aws_wavelength/

願いツナグサクラ VIRTUAL ver.β Presented by au VISION STUDIO 

株式会社stu

株式会社stuでは、これら技術を活用したメタバース空間でのボリューメトリックビデオ活用やリアル空間とバーチャル空間の連動技術、また、当技術を用いたコンテンツ配信が簡単に行えるSDKの提供や、複数のメタバース空間をシームレスに移動可能な仕組みの実現などを目指して開発を進めております。

本社所在地:東京都渋谷区南平台町2-5
URL:http://www.stu.inc

参考元・引用元公式発表

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