凸版印刷株式会社(東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴)は、株式会社ディー・エヌ・エー(東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村 信悟)と共同で、メタバース空間におけるアバターの真正性付与・証明に関する公開実証実験を実施すると発表。
本実証実験では、アバターの不正コピー防止やなりすまし等の課題について、アバター生成管理基盤「AVATECT®」に登録したアバターを、DeNAが開催するメタバースイベント「Mobage 3D Park」に参加させる事で検証を行うとしている。
「AVATECT®」とは?
AVATECTは、アバターの不正コピーやなりすましなどを防止するため、アバターに関するメタ情報を紐づけて保管し、NFT・電子透かしをアバターに付与することで唯一性と真正性を証明するサービス。
2022年2月に凸版印刷によって開発。
「Mobage 3D Park」とは?
「Mobage 3D Park」は、XR空間プラットフォーム「DOOR」に、DeNAが提供する「Mobage」をイメージして再現された3D空間。
Mobageで作ったアバターを、Mobage 3D Parkでも利用できるのが特徴。
正式リリースは2023年初頭を予定しており、2022年11月7日(月)~11月12日(土)まではプレオープンとして、一部コンテンツ体験が可能となっている。
実証実験内容
今回の実証実験は、メタバースの急速な普及に伴い、アバターの不正利用やなりすましなどの問題が取り上げられる中、個人や企業がメタバースを安全・安心して利用できる事を目指し実施。
2022年11月7日よりプレオープンするDeNAの「Mobage 3D Park」において、ユーザーがあらかじめダウンロードしたアバターを「AVATECT®」に登録し、電子透かしによる真正性情報を付与するなどした後、「Mobage 3D Park」内でアバターの流出や改ざんを抑止できたかなどを具体的に検証。
概要
- 実証実験期間:
2022年11月7日(月)9:00〜2022年11月11日(金)18:00 - 検証内容:
一般ユーザーのUX検証
アバターの真正性付与技術の検証
アバターのデータプロテクション機能に対するニーズの把握
「AVATECT®」の有用性の検証
実証実験の手順
- 「Mobage」のサイトよりアバターをダウンロード
- ダウンロードされたアバターを、「AVATECT®」へアップロード
※ユーザーは「AVATECT®」の利用可否を選択可 - 「AVATECT®」にて、真正性情報を付与
- 真正性情報を付与されたアバターをメタバース空間にアップロードし利用
- 真正性付与アバターを持っているユーザー同士は、確認コードを交換することで、アバターの真正性情報に関する内容確認が可能
▶ 実証実験用「AVATECT®」
会社概要
凸版印刷株式会社
所在地:東京都文京区水道1-3-3
代表者:代表取締役社長 麿秀晴
設立:1908年6月4日
上場市場:東証プライム(証券コード 7911)