NTTコノキュー、新しいXRサービスの開発などに向け株式会社ジーンの完全子会社化を発表

株式会社NTT QONOQ(NTTコノキュー)は、業務用および家庭用コンピュータゲームソフトウェアの企画・開発などを行う株式会社ジーンの完全子会社化を目的に、2024年2月9日付で現株主との株式譲渡契約締結を発表した。

今回の完全子会社化によって、NTTコノキューのソリューションやサービスおよびNTTグループを含めた営業力と、ジーンが得意とする3Dコンテンツ開発の技術力と知見を掛け合わせることで、NTTコノキューは開発体制を強化し、個人・法人の顧客に向けてXRの新たな価値を提供するほか、ジーンについても、ゲーム開発事業を主力として継続拡大を進めつつ、そのノウハウを活かしてXR開発事業を拡大する。

【関連】三菱UFJ銀行とNTTコノキューがメタバース市場の発展に向け協業

背景

NTTコノキューは、メタバース・デジタルツイン・デバイスの3つの事業領域において、リアルとデジタル空間を融合させた新しい体験の創出を目指してXR市場での挑戦を続けており、XRのソリューションやサービスを提供するにあたり、より迅速な開発と改善ができる効率的な開発体制が必要と考えてきた。
また、これらのXRのソリューションやサービスの多くは、ゲーム業界で培われてきた3Dコンテンツ開発の技術をベースに制作されている。

ジーンは、世界中の顧客に楽しさを提供することを目標に、ゲームを中心に数多くの作品やコンテンツの開発を手がけてきた企業で、対応してきたプラットフォームは、アーケードゲームから家庭用ゲーム、スマホアプリゲームまで多岐にわたり、多様化するゲーム業界のニーズに対し、枠にとらわれず応えてきた技術と知見を有している。
また、ゲーム開発以外の事業への拡大を目指し、近年はARやVRなどの技術を活用し、歴史・史跡などをテーマにしたXRコンテンツ開発にも力を入れている。

今後の協業予定

ジーンの完全子会社化後、NTTコノキューとジーンは以下のような取り組みを検討・推進する。

  • ジーンがゲーム開発で培ってきたアイデアと技術を活用した新しいXRサービスの開発
  • NTTグループが持つインフラ・技術力のゲームなどエンターテイメント領域への活用
  • 法人向けソリューション受託事業の強化、現行サービスの価値向上に向けた機能開発

株式会社ジーン概要

◎会社名:
株式会社ジーン

◎本社所在地:
〒532-0011 大阪市淀川区西中島 3-9-12 空研ビル

◎代表者:
代表取締役 塩見一夫

◎事業内容:
・業務用および家庭用コンピュータゲームソフトウェアの企画・開発
・インターネット技術を活用したコンテンツおよびシステムの企画・開発
・3D コンピュータグラフィックスの制作
・グラフィックデザインの企画および制作
・スマートフォンアプリケーションおよびソーシャルアプリケーションの制作

◎資本金:
10,000,000円

◎設立:
2006年7月3日

◎社員数:
227名 (2023年6月現在)

株式取得の実行日

2024年4月1日 (予定)

ジーンの役員体制の変更

株式取得の実行後、元株式会社バンダイナムコオンライン取締役で現在NTTコノキューに在籍する里見陽祐氏が、ジーンの代表取締役社長に就任予定。
同時に、ジーンの現代表取締役社長である塩見一夫氏が、引き続きジーンの取締役として勤務する。

関連リンク

株式会社NTTコノキュー
> コーポレートサイト

株式会社ジーン
> コーポレートサイト

参考元・引用元公式発表

関連記事

人気記事