メタバース推進協議会(2021年12月より任意団体として活動)は、東京大学名誉教授の養老孟司氏を代表理事とした有識者が集まり、国内メタバースの経済圏や文化圏に関するあり方について検討することを目的に2022年3月末日に一般社団法人メタバース推進協議会を発足すると発表した。
養老孟司氏の他に、常任理事に溝畑宏(現:大阪観光局 理事長、元:観光庁長官)、木内孝胤(元:三菱UFJ銀行、衆議院議員)、特別顧問に隈研吾(現:東京大学特別教授・名誉教授、一般社団法人日本ウッドデザイン協会会長)、廣瀬通孝(現:東京大学名誉教授)、監事に長田忠千代(現:株式会社バンカーズ・ホールディングス会長、元:三菱UFJ銀行代表取締役専務)が就任しており、2022年4月上旬には「第1回メタバース推進会議」を開催するとの事。
会の設立目的は?
国内メタバースが世界に先駆けて発展するためにはどうすればいいかを多角的に研究し、セミナーやイベントなどを通して啓蒙活動や政策提言を行い、最終的にはメタバース参入についてのルール作りをコーディネートが設立目的との事。
協議会メンバーの紹介
代表理事
養老孟司(東京大学医学部卒。医学者、解剖学者。東京大学名誉教授。日本ニュース時事能力検定協会名誉会長。1989年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。新潮新書『バカの壁』は450万部を記録し、2003年のベストセラー第1位、また新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞。
常任理事
溝畑宏(東京大学法学部卒。自治省(現:総務省)入省。2002年大分県企画文化部長。2004年(株)大分フットボールクラブ代表取締役。2010年国土交通省観光庁長官。2012年内閣官房参与、大阪府特別顧問、京都府参与。2015年大阪観光局理事長(大阪観光局長)。大阪府市都市魅力戦略推進会議委員。2017年大阪府・大阪市IR推進会議座長。大阪・関西スポーツツーリズム&MICE推進協議会会長。大阪MICE戦略検討会議委員。
常任理事
木内孝胤(慶應義塾大学経済学部卒。衆議院議員(2期)。東京三菱銀行(ロンドン支店、営業本部等)、メリルリンチ日本証券(投資銀行部マネージング・ディレクター)にて勤務。2009年衆議院議員選挙で当選し、衆議院外務委員会理事、衆議院財務金融委員会、衆議院沖縄・北方問題特別委員会。2014年衆議院議員選挙で当選(2期目)し、衆議院財務金融委員会理事、衆議院原子力問題調査特別委員会理事、NC財務副大臣、党国際局局長、党幹事長代理を歴任。
監事
長田忠千代(早稲田大学政治経済学部卒。慶応ビジネススクール卒(MBA)。1980年三菱銀行入行後、三菱証券(現:三菱UFJMS証券)にて企業部長、公開引受部長を歴任。銀行帰任後、中小企業部長、法人部長を歴任。2006年株式会社三菱東京UFJ銀行執行役員、2010年株式会社三菱東京UFJ銀行常務執行役員、2012年株式会社三菱東京UFJ銀行代表取締役専務を経て退任。現在、株式会社バンカーズ・ホールディング代表取締役会長。中小・ベンチャー業への経営支援をライフワークとする。
特別顧問
隈研吾(1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。コロンビア大学客員研究員、慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、東京大学特別教授・名誉教授。一般社団法人日本ウッドデザイン協会会長。30を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。 1997年「森舞台 /登米町伝統芸能伝承館」で日本建築学会賞、2009年フランス芸術文化勲章オフィシエ、2010 年「根津美術館」で毎日芸術賞、2019年紫綬褒章、2021年米TIME誌「世界で最も影響力のある100人」、その他 国内外からの受賞多数。国立競技場の設計にも携わる。
特別顧問
廣瀬通孝(東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。バーチャルリアリティ研究の第一人者。東京大学大学院工学系研究科教授、東京大学先端科学技術研究センター教授、東京大学大学院情報理工学系研究科教授、東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター長を経て、2020年より東京大学名誉教授。2010年日本バーチャルリアリティ学会会長、日本機械学会フェロー、産業技術総合研究所研究コーディネータ、情報通信究機構プログラムコーディネータ等を歴任。1995年に東京テクノ・フォーラムゴールド・メダル賞、2004年に共著「シミュレーションの思想(東京大学出版会)」で大川出版賞を受賞。
メタバース推進協議会に関するお問い合わせ先
メタバース推進協議会
〒102-0094
東京都千代田区紀尾井町3番33号プリンス通りビル2階
事務局長 市川達也
事務局 小水陽介(jimu@jmpc.jp)