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会津若松市、メタバースを活用したオンライン相談空間「会津若松市つながり支援メタバース」を公開

会津若松市(市長:室井 照平)は、障がいやひきこもりといった理由から対面での相談や外出に困難を抱える市民に対し、メタバースを活用したオンライン相談空間「会津若松市つながり支援メタバース」を2025年10月1日より公開した。

同市では、障がいなどが理由で、「対面での相談は苦手である」「外出に対して不安がある」といった声を受け、誰もが気軽に・安心して参加できる新しい相談の場の必要性を強く認識していた。今回公開された「会津若松市つながり支援メタバース」は、物理的な距離や対面での心理的な障壁を取り除くメタバース技術を活用することで、これまで支援から遠ざかっていた市民層に対し、プライバシーを守りつつ専門的なサポートを提供する。

本空間は、株式会社リプロネクスト(新潟県新潟市)が提供するブラウザベースのメタバースプラットフォーム「Roomiq(ルーミック)」上に構築され、利用者はパソコンやスマートフォンなどからアクセスし、アバターを通じて交流や情報収集、個別相談が可能となっている。なお、市民が利用できる個別相談に特化した「あかべこ相談ルーム」は、事前予約制で平日9:30~16:30に開放され、相談支援専門員などの資格を持つスタッフが対応する。

「会津若松市つながり支援メタバース」概要

「会津若松市つながり支援メタバース」は、目的が異なる「エントランス空間」「あかべこ相談ルーム」の二つのセクションで構成されている。

エントランス空間

「会津若松市つながり支援メタバース」エントランス空間

エントランス空間は誰でも自由に入場が可能。利用者はアバターを通じて会話をしたり、会津若松市が提供する支援・交流に関する情報の閲覧など、障がい者支援やひきこもり支援に関する制度情報に触れることができる。

個別相談室「あかべこ相談ルーム」

あかべこ相談ルーム(個別相談室・予約制)

市民を対象に個別相談に特化した「あかべこ相談ルーム」は、プライバシー保護を最優先するため、事前予約制を採用している。この個別相談室は平日9:30~16:30に開放され、相談支援専門員などの資格を持つ専門スタッフが対応にあたる。相談時には、ニックネームでの参加が認められているため、利用者は個人情報を明かすことなく、落ち着いた雰囲気の中で安心して相談できる体制が整えられており、相談時間は1回30分程度に設定されている。

  • 予約方法:個別相談申し込みフォームより事前予約制
  • 開放時間:平日 9:30~16:30

交流イベントを開催

メタバースの体験やミニゲーム、ゆったりとしたおしゃべりを楽しむ交流イベントの開催が予定されている。初回は2025年10月22日(水)13:30に実施予定となっており、詳細については会津若松市の公式ページを参照とのこと。

メタバースプラットフォーム「Roomiq」について

本取り組みの基盤となったメタバースプラットフォーム「Roomiq」は、NTTコノキューが提供していた「DOOR」の機能や仕組みを継承した、ブラウザベースのメタバースプラットフォーム。アプリのインストールが不要で、URLを共有するだけで誰でもパソコン、スマートフォンなどから簡単にアクセスできるため、バーチャル空間を活用したイベント開催やコンテンツ展示など幅広い用途で利用されている。特に、自治体や教育機関を中心に全国38都道府県での利用実績を有している。

本件に関する問い合わせ先

株式会社リプロネクスト
担当:稲田
E-mail:minada@lipronext.com
電話:050-1724-6584

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第5回 XR・メタバース総合展【秋】(10/8~10開催):シャープ「超軽量VRグラス」など防災・DX対応の最新技術を展示

2025年10月8日(水)から10日(金)までの3日間、幕張メッセにて、XR(AR・VR・MR技術の総称)・メタバース活用の最新動向が体感できる国内最大級の専門展「第5回 XR・メタバース総合展【秋】」(主催:RX Japan株式会社)が開催される。

本展は、気候変動や災害対策、働き方改革、そして国際的な人材・文化交流といった社会課題に対応する新たなソリューションとして注目を集めているXRやメタバース技術が集結する3日間となる。大手企業からは、シャープ株式会社がVRの常識を覆す圧倒的な軽さを実現したメガネ型デザインの超軽量VRグラスを出展するほか、KDDI株式会社は、DataMeshのFactVerseとXR技術を統合した「デジタルツインの民主化」ソリューションを出展し、ノンコードMRによる遠隔支援や企業DXを支援する。本記事では、未来の社会実装を担う注目出展企業の一部を紹介する。

第5回 XR‧メタバース総合展【秋】注目出展企業紹介

シャープ株式会社

シャープ株式会社:超軽量VRグラス

超軽量VRグラス【小間番号:31-59】

シャープ株式会社は、超軽量のメガネ型デザインVRグラスを出展。来場者は、同社ブースにて装着感と鮮やかな映像を直接体感することができる。本製品の最大の魅力は、その圧倒的な軽さであり、長時間にわたる利用の負担を軽減している。さらに、高解像度のディスプレイを備えており、リアルな世界を忠実に再現した映像を楽しむことができる。また、必要なケーブルと操作用コントローラが同梱されており、ゲーミングPCに接続するだけで最高のVR体験が可能としている。

KDDI株式会社

KDDI株式会社:「デジタルツインの民主化」ソリューション

「デジタルツインの民主化」ソリューション【小間番号:32-62】

KDDI株式会社は、DataMeshのFactVerseとXR技術を統合することで、「デジタルツインの民主化」を実現。専門的な知識や複雑なプログラミングを必要としない「ノンコードMR(Mixed Reality:複合現実)」を活用し、遠隔支援や災害対応を現場で可能にするソリューションなどを出展。

株式会社 フォーラムエイト

株式会社 フォーラムエイト:3DリアルタイムVRシミュレーションソフトウェア

3DリアルタイムVRシミュレーションソフトウェア【小間番号:31-55】

株式会社 フォーラムエイト、土木・建設、交通、都市計画、自動運転開発など幅広い分野で活用されている、日本発の先進的な3DリアルタイムVRシミュレーションソフトウェア「UC-win/Road」などを出展。

NEWJAK

NEWJAK:ヘッドセット不要の次世代XRソリューション

ヘッドセット不要の次世代XRソリューション【小間番号:33-72】

株式会社ニュージャックは、教育現場やフィットネスセンター、複合文化空間など幅広い分野で活用が可能な、運動とゲームを融合させたフィットネスXR「X-RUNNER」などを出展。

DoubleMe

DoubleMe:3Dスキャニングソフトウェア

3Dスキャニングソフトウェア【小間番号:33-72】

36台のカメラが4K画質で被写体の動きを360度から撮影し、実在のモデルから特別な3D映像を制作できる3Dスキャニングソフトウェア「HOLOPORTAL(ホロポータル)」などを出展。

Braindeck

Braindeck:次世代音楽生成ソリューション

次世代音楽生成ソリューション【小間番号:33-72】

従来の自動生成音楽における課題(遅延性・表現力・制御力)を解決し、感情、歌唱法、発音まで精密に表現・修正が可能な、Conditional Neural Stable Diffusionに基づく音楽生成ツール「LUCY 7」などを出展。

第5回 XR‧メタバース総合展【秋】開催概要

名称第5回 XR‧メタバース総合展【秋】
会期2025年10⽉8⽇(⽔)〜10⽇(⾦) 10:00〜17:00
会場幕張メッセ(4ホール)
主催RX Japan株式会社
同時開催展NexTech Week 2025【秋】

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クリーク・アンド・リバー社、集合研修・展示会向けのVR動画再生システム「easy360」を提供開始

株式会社クリーク・アンド・リバー社(東京都港区)は、VR(仮想現実)を活用した教育・体験をより手軽に、効率的に運用するための360度動画再生システム「easy360」を開発し、販売を開始した。

本システムは、集合研修や展示会デモにおけるVRゴーグルの複雑な設定や運営者側のオペレーション負荷を軽減することを目的としており、具体的には、VRゴーグル内にインストールされた360度動画を、簡単な操作で一括または個別に再生制御することができる。これにより、企業や団体は、VRが持つ高い没入感による学習効率の向上を、より手軽に享受することが可能となる。

集合研修におけるVR導入のボトルネックを解消

VRゴーグルで視聴する360度動画は、その高い没入感から学習効率が高まることが知られている。特に災害対策や事故防止といった安全教育においては、現実では再現困難な状況を緊張感を持って体感できるため、企業研修や展示会デモにおいて高い効果を発揮する。
しかし、VRの導入を進める企業からは、VRゴーグル特有の設定の複雑さや、多数のゴーグルを同時に扱う集合研修、あるいは展示会において、運営者側のオペレーション負荷が大きいという課題が指摘され、これが導入のボトルネックとなっていた。「easy360」はこうした顧客の課題を解消するため、不要な機能を省き、直観的に操作できるシンプルなインターフェースを採用することで、導入障壁を大幅に引き下げ、視聴者と運営者双方の負荷を軽減するソリューションとなっている。

「easy360」とは?

「easy360」の核となるのは、VRゴーグル内の360度動画を簡単な操作で制御する機能で、複雑な初期設定や操作を排し、集合研修や展示会といったシーンでの効率的な運用を可能にする。
なお、本システムは、Meta社のVRゴーグル『Meta Quest 3/3S』およびSkyworth社のVRヘッドマウントディスプレイ『PANCAKE SE』に、利用する動画データをインストールした状態で届けられる。(VRゴーグル本体費用は別)

本システムが提供する2つの動画再生機能

VR動画再生システム「easy360」2つの機能

「easy360」主な特長

「easy360」は、教育コンテンツの円滑な運用に加え、企業利用に必須のセキュリティとグローバル展開を支援する特長を備えている。特に、多言語対応はグローバル企業での研修展開を可能にし、独自難読化機能は、機密性の高い教育コンテンツの不正なコピーやデータ流出を防ぐ上で、企業利用におけるセキュリティ要件を満たす重要な機能となっている。

  1. 直観的に操作できるシンプルなインターフェース
  2. すでにお使いの360度動画のほか、新規の動画制作にも対応
  3. 多言語対応 (日、英、韓、中[簡・繁]、ベトナム)
  4. 動画データの独自難読化により、不正コピー、データ流出を防止
  5. 各種アフターサポートを用意

本サービスに関する問い合わせ先

株式会社クリーク・アンド・リバー社
第一デジタルコンテンツ・グループ
エンタープライズ・ディビジョン
XRプロデュース・セクション
Email:xr-sales@hq.cri.co.jp

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kivotoys、ARショーサービス「Jaaan Stadium」を正式リリース。数万人が参加可能な大規模ARショーをどこでも実現

有限会社kivotoys(東京都国立市)は、AR(拡張現実)エンターテイメントサービス「Jaaan XR」より、大規模ARショーサービス「Jaaan Stadium(ジャーンスタジアム)」を正式リリースした。

「Jaaan Stadium」は、スタジアムなどの大規模空間において、数万人の観客が自身のスマートフォンを通じ、巨大なキャラクターや光の演出を同時に体験できるサービス。従来のドローンショーやプロジェクションマッピングとは異なり、大規模な準備や設置設営が不要なため、屋内外を問わずどこでも手軽に、かつ低コストで没入感のあるARショーを実現する。

本サービスは、ダイナミックな演出と圧倒的な臨場感を武器に、スポーツイベントやコンサート、花火大会など、あらゆる大規模イベントに没入感のあるAR体験を提供する。

JaaanStadiumとは?

「Jaaan Stadium」は、スタジアムやアリーナといった物理的な制約の大きい大規模空間での演出方法に、新しい選択肢を提供するARサービス。数万人の観客がスマートフォンを介して、同時に現実世界に重ね合わせられた巨大なキャラクターや光の演出を体験することを可能にする。
これまでの大規模演出手法として普及しているドローンショーやプロジェクションマッピングは、設置設営に大がかりな準備と高額なコスト、そして天候や設置場所の制約を受けることが多かった。しかし、「Jaaan Stadium」は特別な設備投資や複雑な準備が不要であるため、それらの手法と比べて大幅なコスト削減を実現しつつ、イベントを迅速かつ手軽に開催できる。

JaaanStadiumの主な特徴

ARショーサービス「Jaaan Stadium」

驚異的な没入感とリアルな体験

遠くから近づくオブジェクトや画面いっぱいに広がるダイナミックな演出など、スマートフォンを通じて、目の前に巨大なキャラクターや映像が出現する、圧倒的な空間体験が可能。

どこでも開催可能なARショー

屋外、屋内を問わずあらゆる場所で、特別な設備や大がかりな機材を必要とせずにARショーの開催が可能。

優れたマーケティング効果

ARショーの画面上に協賛企業名やスポンサーリンクを表示可能。ウェブサイトや購入ページへの誘導ができるほか、別サービス「Jaaan Gacha」(※1)などのインタラクティブな要素を加えることで、ユーザーエンゲージメントを高める新たなマーケティング施策に繋げることが可能。

※1:Jaaan Gachaはガチャ機能、コレクションカード機能を持つXRコンテンツ。

低コストで迅速なARショーの開催

特別な設備投資や複雑な準備が不要なため、他の高コストな手法と比べて大幅なコスト削減と迅速なイベント開催を実現する。

JaaanStadiumの活用シーン

  • 花火大会:
    夜空に浮かび上がるARキャラクターや光の演出が可能。
  • コンサート:
    アーティストのライブ演出をAR(拡張現実)で強化。
  • スポーツイベント:
    野球、サッカー、バスケットボールなど、選手紹介やハーフタイムショーをARで演出。

ARエンターテイメントサービス「Jaaan XR」について

Jaaan XRは、ARやAI(人工知能)技術を駆使し、漫画、アニメ、映画のキャラクターやVTuberなど、ファンがこれまでにない形で繋がり、新たな価値の創造を目指すサービス。「Jaaan Stadium」のほかにも、様々なXR(Extended Reality)体験を提供するサービスを展開している。

「Jaaan XR」の主な関連サービス

サービス名概要
Jaaan Cardタッチすることでキャラクターが現実世界に召喚され、撮影・保存・SNS共有が可能な特別なカード。グッズ展開も可能。
Jaaan Gachaガチャ機能とコレクションカード機能を持つ、映画やアニメのような演出が可能なXRコンテンツ。
Jaaan Wear世界初の拡張Tシャツブランド。グラフィック、3Dアニメーション、音楽などのマルチモーダルな表現により、エモーショナルな体験を提供。
Jaaan Lab国立AR研究所を設立し、AR技術の研究・コンテンツ開発を推進。

Jaaan XRに関する問い合わせ先

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博報堂「メタバース生活者ラボ」、研究レポート第一弾「メタバース生活者から学ぶ デジタル社会のこれから」公開

株式会社博報堂(東京都港区)の専門組織である「生活者発想技術研究所」の研究プロジェクト「メタバース生活者ラボ」は、研究レポート第一弾「メタバース生活者から学ぶ デジタル社会のこれから ―私を豊かにする、もうひとりの私―」を2025年9月26日に公開した。

本レポートは、現代におけるメタバースの役割を、単なるゲームや仮想空間といった技術的な定義にとどめず、人々の「もうひとりの私」が存在する新たな生活の場として捉えている。近年、コミュニケーション技術の進化は目覚ましいものの、同時に社会の分断や不寛容さの増大、SNSでの過度な承認欲求などが生活者を疲弊させている側面がある。これに対し、メタバースは、人との新しいつながりや、自分自身を豊かにする新たなあり方を提示する可能性を秘めており、当事者である「メタバース生活者」の視点から、これからのデジタル社会の兆しを読み解き、企業が今後取るべき視点を提言している。本レポートは無料でダウンロードが可能となっている。

「メタバース生活者から学ぶ デジタル社会のこれから」概要

公開されたレポートは、具体的な調査結果や分析を通じて、メタバース生活者の実態に深く迫っている。レポートの構成には、「SNSとメタバースは何が違うのか?」といったコラムも含まれており、メタバースの独自性を分析する視点が提供されている。

<レポート構成>

  1. 私たちが考える「メタバース生活者」
  2. 私を豊かにしてくれる「メタバース生活者」としての私 ~コラム:「SNSとメタバースは何が違うのか?」~
  3. 企業が「メタバース」を活用するために必要なこと
  4. まとめ

レポート一部抜粋

メタバース生活者の現在地

メタバース生活者の現在地

メタバース生活者としての自分

メタバース生活者としての自分

メタバースにいる自分は、リアルよりも“素”の自分

メタバースにいる自分は、リアルよりも“素”の自分

現実世界-SNS-メタバース世界の関係

現実世界-SNS-メタバース世界の関係

なぜ、メタバースを理解・活用すべきなのか

なぜ、メタバースを理解・活用すべきなのか

メタバース生活者ラボについて

メタバース生活者ラボは、デジタル世界ならではの「(もうひとりの)自分」を持つ人々「メタバース生活者」によって構成された、コミュニティ型の研究プロジェクト。当事者の視点を出発点とし、社内外の多様なメタバース生活者と共に、デジタルとフィジカル(現実)の往還が日常化するなかで、新たな生活者価値や生活の兆しを探究することを目的としている。

生活者発想技術研究所について

生活者発想技術研究所は、クライアント企業の生活者発想を推進するための研究開発を目的として2024年9月に設立された専門組織であり、「未来生活者発想」をコンセプトに掲げ、「生活者発想経営」「フォーカス型生活者洞察」「生活者心理・行動」「ウェルビーイング社会の共創」「生活者発想に基づく創造性」など、多様なテーマに関する研究・開発・教育・発信を行っている。

サンコー、最大200インチのARグラス「THANグラス」発売 – フルHD画質・60Hz・視度調整機能搭載で税込55,200円

サンコー株式会社(東京都千代田区)は、2025年9月25日、最大200インチ相当の大画面映像を好きな場所で楽しめるARグラス『いつでも目の前に大画面 サンコーのARグラス「THANグラス」』を発売した。

本製品は、「日常の困っていることを面白く、役に立つ(便利に解決する)」というコンセプトのもと企画されたスマートグラスで、近視が強い利用者でも、メガネやインナーグラスを必要とせず裸眼のまま快適に使用できる視度調整機能(Diopter adjustment)を搭載しているのが特長。また、フルHD画質、リフレッシュレート60Hzで迫力ある映像体験を提供すると同時に、シースルー仕様により映像視聴中でも周囲の状況を確認できる高い実用性を兼ね備えている。販売価格は55,200円(税込)。

「THANグラス」の特長

『いつでも目の前に大画面 サンコーのARグラス「THANグラス」』

迫力の映像体験

最大200インチ大画面・フルHD画質・60Hzを実現

本製品は、装着するだけで最大200インチの映像を目の前に表示できる。解像度は最大1920×1080(フルHD画質)に対応し、リフレッシュレートは60Hzで、滑らかな迫力のある映像体験が可能となっている。

視度調整機能を標準搭載

視度調整機能搭載

従来のスマートグラス製品が抱えていた大きな課題の一つに、視力が低いユーザーの対応問題があった。商品担当者も、自身が目が悪いことから、専用のメガネ作成が必要になることがスマートグラス導入の大きな障壁になっていると感じていたという。「THANグラス」は、近視の強い方でも手軽に映像体験を楽しめるように設計されており、視度調整機能を標準搭載している。これにより、ユーザーは裸眼のまま(メガネやインナーグラスなしで)快適に利用することが可能となる。

シースルー設計と音響性能

シースルー仕様を採用。これにより、映像コンテンツを楽しみながらも周囲の状況を同時に把握できるため、様々な場所で利用が可能となっている。また、周囲の光を遮断したい場合には、セット内容に含まれるシェーディングレンズを装着することで対応可能。音響面では、内蔵スピーカーを搭載し、音漏れしにくい設計となっているため、公共の場や周囲に人がいる環境でも、周りを気にすることなくコンテンツに集中することができる。

ケーブル1本で簡単接続

様々なデバイスに簡単接続

ゲーム機、スマートフォン、PCなど、DisplayPort Alternate Mode(DP Alt mode)に対応した様々なデバイスと、付属のType-Cケーブル1本で容易に接続できる。

様々なデバイスに対応&スピーカー付き
シースルー仕様
インナーグラス不要

「THANグラス」製品仕様

項目仕様
サイズ本体:幅155×奥行180×高さ45(mm)
本体重量約80g
ケーブル長約1.2m
セット内容本体、専用TypeCケーブル、映像出力アダプタ、専用ケース、専用袋、シェーディングレンズ、予備クリングス×2、予備ノーズパッド2種(L×4、R×4)、日本語取扱説明書
材質PC+ABS
最大解像度1920×1080 (フルHD)
表示色数24bit
アスペクト比16:9
リフレッシュレート60Hz
視野角度(FOV)52°
輝度500cd/m2
入力端子USB Type-C (DP Alt mode対応)
消費電力1.85W
パッケージサイズ幅210×奥行120×高さ87(mm)
パッケージ込み重量約490g
保証期間購入日より12ヶ月
発売日2025/09/25
型番・JANHKAR25HBL・4580060603602

製品に関する問い合わせ先

サンコー株式会社 通販部
〒101-0023 東京都千代田区外神田1-8-13 NREG秋葉原ビル4階
TEL 03-3526-4326 FAX 03-3526-4322
Email shop@thanko.jp

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平和不動産、デジタルツイン上で日本橋兜町・茅場町エリアを観光できる「街歩きゲーム」を開発

平和不動産株式会社(東京都中央区)は、同社が進める日本橋兜町・茅場町エリアの街づくりの一環として、デジタルツイン技術を活用した「街歩きゲーム」を開発した。

本取り組みは、大成建設株式会社(東京都新宿区)との協業により構築されたデジタルツインのプロトタイプを活用する、平和不動産として初の試みである。2025年10月7日に開業が予定されているホテル「キャプション by Hyatt 兜町 東京」の利用者が対象で、ホテルが掲げる「地域とともに街全体でゲストを迎え入れる」というコンセプトを具現化したものとなる。

本ゲームでは、日本橋兜町の立役者である渋沢栄一が案内役となり、プレイヤーをエリア内の店舗や名所に誘導する。また、チェックポイントが設けられており、名物をアイテムとして獲得できるほか、ゲームクリア後には実店舗と連携した特典付与も予定されている。デジタルとリアルを融合させた本コンテンツを通じ、エリアの価値を従来の「訪れる街」から「滞在する街」へと転換させ、街全体の賑わいと回遊性の創出を目指すとしている。

【不動産 ✕ デジタルツイン】関連記事
メディカルモールをデジタルツイン化(2024年6月記事)

「街歩きゲーム」詳細

東京証券取引所

今回開発された街歩きゲームは、日本橋兜町の繁栄を築いた立役者である渋沢栄一が案内役となり、国内外から初めて街を訪れるゲストが、地域の歴史と新しいカルチャーに触れるきっかけを提供するために設計されている。ゲーム体験は、本ホテル内に設置されたモニターを通じて行われるため、ホテル利用者が気軽に、デジタルとリアルの両面から街の魅力を楽しめる仕組みとなっている。

街歩きゲーム概要

  • 利用方法:
    本ホテル内設置モニターにて体験可能
  • 案内役:
    日本橋兜町の繁栄を築いた立役者である渋沢栄一
  • ゲーム内容:
    プレイヤーを日本橋兜町エリア内の店舗や名所へと案内
  • 仕組み:
    • 各施設にはチェックポイントを設置
    • チェックポイントを訪れることで、その店ならではの名物をアイテムとして獲得可能
    • ゲームクリア後には、実店舗と連携した特典付与も予定

■キャプション by Hyatt 兜町 東京

キャプション by Hyatt 兜町 東京

■The HEART

The HEART

■K5

The HEART

平和不動産「デジタルツイン」活用戦略

平和不動産は、2024年6月に大成建設株式会社と資本業務提携を締結し、サステナビリティ・DX分野での協業を推進している。この協業の一環として、日本橋兜町・茅場町エリア一帯のデジタルツイン構築及び活用が図られており、今回の街歩きゲームは、そのプロトタイプを活用した具体的なコンテンツ展開となる。デジタルツイン技術の導入は、従来の「訪れる街」から「滞在する街」へとエリアの価値を転換させるための核となるインフラ整備であり、街のにぎわいを支える重要な基盤であると位置づけられている。

ホテル「キャプション by Hyatt 兜町 東京」概要

街歩きゲームの起点となる「キャプション by Hyatt 兜町 東京」は、2025年10月7日に開業予定の日本橋兜町に位置するセレクトサービスホテル。

  • 名称:
    キャプション by Hyatt 兜町 東京
  • 開業日:
    2025年10月7日
  • コンセプト:
    “人と人、人と街をつなぐ”。
  • 所在地:
    東京都中央区日本橋兜町12番1号(東京メトロ茅場町駅徒歩1分、日本橋駅徒歩2分)
  • 客室数:
    全195室
  • 主要施設:
    旅人とローカルが自然に交流する場として、ホテルの中心にソーシャルハブ「Talk Shop(トークショップ)」が設けられている。

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ジョリーグッド、「JOLLYGOOD+」収録600本以上のVRコンテンツをブラウザ対応の無料ライブラリとして提供開始

株式会社ジョリーグッド(東京都中央区)は、VR教育プラットフォーム「JOLLYGOOD+」に収録されている600本以上の全VRコンテンツを、専用のVRゴーグルなしでPCやスマートデバイスのブラウザから検索・プレビューできる新機能「VRライブラリ」を無料公開した。

本VRライブラリでは、無料サインインを行うことで、医療、製造業、建設業、サービス業など、あらゆる業界の研修・人材育成担当者が、ウェブサイト上で全ての360度VRコンテンツを容易にプレビューできるようになる。これにより、タイトルやサムネイルだけでは伝わりにくかったVR体験の内容を、特別な機器を必要とせず、誰でも簡単に確認可能になることで、VR活用における導入前の不安を解消し、スムーズな運用決定を支援するとしている。

「VRライブラリ」利用方法

「VRライブラリ」は、JOLLYGOOD+公式サイトの「VRライブラリ」からアクセスし、無料サインインすることで利用できる。PCブラウザ上では1アカウントにつき月に最大5タイトルまで無料視聴が可能となる。さらに多くのコンテンツを視聴するためには、10月対応予定の「JOLLYGOOD+アプリ」(iPad、iPhoneに対応)をインストールすることで、すべてのコンテンツが無制限に視聴可能になる予定である。また、本格的なVR体験や専門コース講座(看護基礎コース、OSCE対策コースなど)を利用する場合は、有料プランへのアップグレードが必要となる。

VRライブラリへのアクセス方法

収録されている主なコンテンツジャンル

多様なジャンルのコンテンツを「VRライブラリ」として一元管理

「VRライブラリ」には、医療・福祉分野で業界トップシェアを獲得しているジョリーグッドの豊富なコンテンツ群が一元管理され、幅広い分野の課題解決に対応している。

  • 医療分野:手術・手技、看護、在宅医療
  • 製造業:安全教育、作業手順訓練
  • 建設業:現場安全、重機操作訓練
  • ハラスメント研修:実践的なコミュニケーション学習
  • サービス業:接客対応、チームワーク向上
  • 就労支援・放デイ:ソーシャルスキルトレーニング
  • 海外向け:介護教育、ホテル清掃

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静岡県、「メタバースde採用相談会」を9月26日・30日に開催 – アバターを通じ匿名・顔出し不要で公務員に相談可能

静岡県は、職務経験者採用試験および大学卒業程度採用試験(秋季試験)の募集に合わせ、メタバース空間を活用した採用相談会「メタバースde採用相談会」を令和7年9月26日(金)・30日(火)の2日間開催する。

本相談会では、参加者がアバターとなり、顔出し不要、匿名可という環境で、採用試験に関する質問や相談を採用担当者に気軽に行える。ただし、選考活動とは一切関係なく、参加の有無が採用試験の合否に影響を及ぼすことは一切ないとしている。

開催時間は、2日間とも昼の部(11:30~13:30)と夜の部(18:00~20:00)が設けられており、多忙な社会人や遠方の学生等がスマホやPCでどこからでもアクセスできるよう利便性が高められている。会場は同県が運営するメタバース空間『Metaverse SHIZUOKA』特設会場で参加申し込みは不要となっている。

「メタバースde採用相談会」開催概要

「メタバースde採用相談会」開催概要
  • 開催日程:令和7年9月26日(金)、30日(火)
    • 《昼の部》11:30~13:30
    • 《夜の部》18:00~20:00
  • 会場:Metaverse SHIZUOKA特設会場
  • 対象:社会人、学生等
  • 開催内容:イベント開催中は会場への出入りが自由で、参加者は自分のペースで必要な情報を得ることが可能。個別相談スペースを利用して、1対1で相談できるほか、資料の展示も予定されている。
  • 事前申込:不要(メタバース空間へのアクセス方法等の詳細は、静岡県職員採用情報ホームページを確認)

『Metaverse SHIZUOKA』について

静岡県が運営するPCやスマートフォンから誰でも無料で参加できる公式のメタバース空間で、静岡県全域を3次元の点群データで再現した「VIRTUAL SHIZUOKA」のデータを活用し、富士山や浜名湖、三保の松原といった県の象徴的な名所をリアルに再現している。静岡県の魅力を国内外に発信し、県民や県に関心を持つ人々との新たな交流拠点となることを目的としたメタバース空間となる。

問い合わせ先

静岡県人事委員会事務局職員課
054-221-2275
mail shokuin@pref.shizuoka.lg.jp

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ディズニー最新作『トロン:アレス』公開記念 – メタバース会場「『トロン:アレス』in VR Shibuya」が期間限定で公開

株式会社HIKKY(東京都渋谷区)は、ディズニーが2025年10月10日に劇場公開する最新作『トロン:アレス』の公開を記念したメタバース上の特設空間「『トロン:アレス』in VR Shibuya」を、2025年9月19日(金)から10月31日(金)まで期間限定で一般公開する。

「『トロン:アレス』in VR Shibuya」は、映画のテーマである「AIがデジタル世界から現実世界へ侵食する」という世界観を忠実に再現しており、バーチャル空間の渋谷を舞台に、トロンシリーズの象徴的な体験である「ディスクバトル」などを仲間とともに楽しむことができる。

映画『トロン:アレス』について

『トロン』シリーズは、世界で初めて長編映画としてCGを本格導入し、革新的な技術とビジュアルにより、映像エンターテイメントの歴史を変えた作品として知られている。ピクサー創始者のジョン・ラセターが「『トロン』がなければ『トイ・ストーリー』は生まれなかった」と発言するなど、後世のクリエイターや作品に多大な影響を与えてきた背景がある。
本最新作『トロン:アレス』では、AIプログラムを実体化する発明によって開発された史上最強のAI兵士アレスが登場。現実世界で人間を知ったアレスにある“異変”が起き、やがて制御不能となったAI兵士たちが暴走し始め、「現実世界」を侵食していく様が描かれる。

  • 劇場公開日:2025年10月10日(金)
  • 監督:ヨアヒム・ローニング
  • キャスト:ジャレッド・レト/グレタ・リー/エヴァン・ピーターズ/ハサン・ミンハジ/ジョディ・ターナー=スミス/アルトゥーロ・カストロ/キャメロン・モナハン
  • 日本版声優:諏訪部順一/内田真礼/石川界人/田村睦心/磯部勉

メタバース会場『トロン:アレス』in VR Shibuya 詳細

映画『トロン:アレス』の世界感を体験

メタバース会場「『トロン:アレス』in VR Shibuya」では、映画の物語にリンクするかたちで、赤い光が走りAIに支配されていく渋谷の街並みが完全再現されている。デジタル世界からAIに支配された渋谷に転送された参加者は、トロンシリーズの象徴ともいえる迫力ある「ディスクバトル」を仲間とともに遊ぶことが可能だ。映画さながらの立体的な迫力があるバトルをVRで楽しむことができるだけでなく、光の軌跡を残すライトサイクルと呼ばれるバイク型の乗り物など、作品世界を切り取れる要素が随所に散りばめられている。

トロンシリーズの象徴「ディスクバトル」体験

ディスクバトル

【『トロン:アレス』in VR Shibuya 入場方法】

「『トロン:アレス』in VR Shibuya」には、VR機器やPCから、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」にてアクセスが可能。

  • 公開期間:2025年9月19日(金)17:00~10月31日(金)23:59まで
  • プラットフォーム:ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」
  • アクセス環境:VR機器またはPCデスクトップ

バーチャルフォトコンテストを開催

メタバース空間内での体験に加え、オンラインとオフラインを連動させたイベントも展開する。

フォトコンテスト

「『トロン:アレス』in VR Shibuya」内には、映画のポスターをイメージした写真が撮影できるスポットなど、写真撮影を楽しめるエリアが展開されており、撮影した写真をX(旧Twitter)で特定のハッシュタグをつけて投稿すると、受賞者にはトロングッズが贈られるフォトコンテストが実施される。

<フォトコンテスト参加方法>

  1. X(旧Twitter)にて「ディズニー・スタジオ(@disneystudiojp)」と「VirtualMarket バーチャルマーケット Vket(@Virtual_Market_)」をフォロー。
  2. ハッシュタグ「#トロンVRフォトコンテスト」をつけてポスト。 (募集期間:9月19日から10月31日まで)
  3. 受賞者の発表は11月中旬にバーチャルマーケット公式X(@Virtual_Market_)より発表予定。

リアルVR体験イベントをZeroBase渋谷にて開催

ZeroBase渋谷(東京都渋谷区道玄坂2-5-8)にて、2025年10月7日(火)から10月13日(月)までの期間限定で、『トロン:アレス』のイベントを開催。この期間中、ZeroBase渋谷ではVR体験が可能となっており、VRに触れたことがない層も気軽に映画の世界観に没入できる機会が提供される。

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