ストレス軽減や業務満足度の向上をサポートするメタバースオフィスを開発【乃村工藝社✕H2L】

株式会社乃村工藝社(東京都港区、代表者:榎本修次)とH2L株式会社(東京都港区、代表者:玉城絵美)は、リモートとオフィスの両方で働くデュアルワーカーのストレス軽減や業務満足度の向上を目的に、H2Lが開発したBodySharing®︎技術を使って、ワーカーのメンタル、フィジカル、スキルをデジタル化し、それらをアバターに反映させて活用するためのメタバースオフィス開発に着手したと発表しました。

【関連記事】リモートワークの課題を解決するメタバースオフィス「ATREE」

 ☑ メタバース用語集はこちら

BodySharing®︎技術とは?

人間の感覚や動作などをデジタル化して、ロボットやアバター、他の人と共有する技術。
視覚や聴覚だけでなく位置覚、重量覚や抵抗覚などの固有感覚も共有が可能となっている。

データ推定方法

H2Lが開発した筋変位センサデバイス「FirstVR」をワーカーの脹脛(ふくらはぎ)や手足に装着し、脹脛からは「緊張」と「残体力」を、手あるいは足からは「力加減」を推定するとしている。

筋変位センサデバイスFirstVR

メタバースオフィス活用方法

メタバースオフィス内において、「緊張」と「残体力」からは、チーム内での声かけや相談のタイミング、業務を依頼できる状態かなどの管理調整に活用。
「力加減」については、遠隔地での動作を可視化し、遠隔作業の伝達や研修の効率向上を目指すとのこと。

今後の展開

今回の協業については、BodySharing®︎技術をH2Lが開発担当し、乃村工藝社のイノベーション・ラボラトリー「NOMLAB(ノムラボ)」が、メタバースオフィスとリアルオフィスでのデュアルワークスペースの空間のあり方を企画・開発するとしており、2022年夏より順次、技術詳細や販売内容を公開予定。

NOMLAB(ノムラボ)

「デジタルイノベーション×場づくり」をテーマに空間体験の可能性を拡張する新たな演出やサービスの領域を開発する乃村工藝社グループのイノベーション・ラボラトリー。
デジタル技術と空間の融合により自主開発型のプロトタイプやクライアントワークを手がけ、乃村工藝社グループのデジタルコミュニケーション領域を開発する専門組織。

主な実績:

・山梨県立富士山世界遺産センター 「世界遺産富士山VR」「ふじガイド」
・ドバイ国際博覧会日本館VIPラウンジインスタレーション「MOMENT」
・Softbank 5G X LAB OSAKA「Immersive Motion」など

NOMLAB:公式サイト

株式会社乃村工藝社

1892年創業。
商業施設、ホテル、企業PR施設、ワークプレイス、博覧会、博物館などの企画・設計、施工から運営管理までを手掛ける空間の総合プロデュース企業。
全国9拠点や海外で事業展開し、プランナー、デザイナー、プロダクトディレクターなどの専門職が総計1,000名以上在籍。

株式会社乃村工藝社:公式サイト

H2L株式会社

2012年7月設立。
体験共有を目的として、オーディオビジュアルに次ぐ新世代の感覚共有技術 BodySharing® ︎の研究開発、事業開発を展開。
同社は、筋肉の膨らみから手の動作や固有感覚を検出する技術と、多電極の電気刺激を腕に与えて固有感覚を伝える技術が強みで、これらの技術とアバター合成技術、遠隔操作ロボット等を組み合わせ、BodySharing®を実現を目指すとしている。
2020年一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会「ポストコロナ社会を構築するベンチャー」に選出。

主な製品

PossessedHand®
米TIME誌「未来を変える50の発明 2011年」に選出された発明

UnlimitedHand®
コンピュータへのジェスチャと固有感覚の入出力を実現

FirstVR®
スマートフォンで気軽にジェスチャと固有感覚入力が可能

H2L株式会社:公式サイト

問い合わせ先

H2L株式会社 広報部
Mail: info@h2l.jp 

参考元・引用元公式発表

関連記事

人気記事