長崎県西海市は、Web3.0やメタバースを活かした新しい働き方を実現する人材育成を目的に、9月から2ヶ月間(全8講座)の予定で、メタバースプラットフォーム『The Sandbox』内に、メタバースアカデミーを開講すると発表しました。
今回のアカデミー開講について、西海市役所の政策企画課によると「西海市のポテンシャルである脱炭素への応用にも期待している」としており、また西海市と共同で主催する株式会社西海クリエイティブカンパニーは「卒業後は地域商社が取り組んでいるメタバース上のまちづくりプロジェクトにも参加してほしい」とのこと。
地方自治体がメタバースを利用してイベントや地域紹介をする例は増えてきているが、地域に貢献できる人材育成を目的に、自治体主導でメタバース内に学校を開講することは珍しく、どのような反響があるかが注目されるところ。
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▶ メタバース用語解説
どのような内容?
西海市周辺地域在住者が、新しい世の中の変化に対応し活躍できるよう、Web3.0やメタバースについて分かりやすく構成されたアカデミー。
2ヶ月間で全8講座を予定しており、カリキュラムは体験とディスカッションを中心に構成され、初心者でも楽しく学べるようになっている。
また、メタバースアカデミー参加者には参加証としてNFTを発行し、西海市のweb3.0コミュニティへの参加や提言の機会などを提供するとしている。
カリキュラム内容
- Web3.0の概論
- メタバース
- 暗号資産
- ウェルビーイングとWeb3.0
- NFT
- DAOなど
開催情報
名称:メタバースアカデミー
期間:9月中旬〜10月下旬頃を予定
対象:西海市周辺地域に在住の方
その他:SANDBOX上にメタ大学を企画中
運営情報
長崎県西海市
▶ 西海市公式サイト
株式会社西海クリエイティブカンパニー
本社:長崎県西海市西彼町喰場郷1686番地3
代表取締役:宮里賢史
設立:2017年12月18日
事業内容:AIテクノロジー事業、ブランディング&マーケティング事業、コミュニティマネジメント事業、エネルギー事業