株式会社博報堂DYホールディングスは株式会社MESONと共同で、メタバース領域における生活者発想での研究調査・情報発信を行う「Helix Lab(ヘリックス・ラボ)」を発足し、活動第1弾として、メタバースが世の中に与える影響や変化を生活者視点から考察・予測したレポート「Metaverse as Possible Futures」を発表した。
「Helix Lab」発足の経緯
博報堂DYホールディングスとMESONは、「サイバーフィジカル空間(サイバー空間と実空間が融合した空間)」をテーマに、「AR City」「Spatial Message」「mirr」「GIBSON」など、生活者の新たな体験およびコミュニケーションに関する研究を2019年よりスタートさせ、生活者を起点としたメタバース・空間コンピューティング領域における社会実装の更なる促進のため「Helix Lab」を発足した。
今後は、メタバース領域および空間コンピューティングにおいて、生活者発想を起点とした、未来に起こり得る可能性について発信していく。
レポート「Metaverse as Possible Futures」
「Metaverse as Possible Futures」は、未来に生きる新たな生活者像をイメージする手がかりとなるよう、生活者がメタバースの発展によってどのような影響を受け、また変化するかに主眼を置き、15のシナリオを用いてメタバースによる新たな生活体験の可能性を予測している。
▶ 「Metaverse as Possible Futures」のダウンロード(PDF)
「Metaverse as Possible Futures」目次
- Introduction ―
はじめに - Scenarios ―
15のシナリオ - 1. Travelportation ―
メタバース観光が喚起する実世界旅行 - 2. Meta Commerce ―
メタバースとリテールの融合 - 3. Meeting Technologies ―
「会う」技術の進化 - 4. Out of Loneliness ―
孤立、孤独対策としてのメタバース - 5. Gamification on Gaming Platforms ―
メタバースにおけるゲーム的社会デザイン - 6. Emerging New Architect ―
新しい建築家の出現 - 7. Metaverse as Testing Ground ―
メタバースという試験場 - 8. Remote Work, Remote Life ―
メタバースによる生活のリモート化が実現するもの - 9. Avatar Community ―
“着飾る”ことから生まれる社会的交流 - 10. Company to Collective ―
メタバース時代の集団組織のあり方 - 11. Post “Advertisement” ―
世界の創造行為と融け合う広告 - 12. Itemgraph ―
紡がれるモノの価値 - 13. Avatarized Personality ―
分人化するパーソナリティ - 14. Certificate & Reliability ―
メタバースにおける証明書の使い方 - 15. Embodied in the Metaverse ―
身体性とメタバース - Editors’ Note ―
あなたと考えるメタバース
会社概要
株式会社博報堂DYホールディングス
所在地:東京都港区赤坂5丁目3番1号 赤坂Bizタワー
代表者:代表取締役社長 水島 正幸
設立:2003年10月
上場市場:東証プライム(証券コード:2433)
株式会社MESON
所在地:東京都渋谷区神南1-5-6 H¹O渋谷神南5F
代表者:代表取締役社長 小林 佑樹
設立:2017年9月4日
事業内容:AR/VRなどの空間コンピューティング技術を用いたサービスの企画、デザイン、開発