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テックファーム、XR研修を効率化する「XRデバイス統合管理ツール」を開発。集合型VR研修の講師負担を劇的に軽減

ICTソリューション事業を手掛けるテックファーム株式会社(東京都新宿区)は、製造業や教育業界で広がるXR活用に対応するため、集合型VR研修の運営効率を高める「XRデバイス統合管理ツール」を開発した。

本ツールは、講師が複数の受講者デバイスを一括操作できるほか、リアルタイムで各受講者の視点をモニタリングできる点を特長とする。これにより、デバイス起動や研修開始までのばらつき、講師側の操作の煩雑さといった集合型VR研修の現場が抱える課題を解決し、スムーズな運営と教育効果の最大化を目指す。特に、現場に近い体験型教育が可能な集合型VR研修への注目度が高まる中で、同社の開発は、VR研修の普及を一段と推進するものとして期待される。
なお、2025年7月に開催される「XR総合展」にて初公開される予定だ。

集合型VR研修の広がりと現場の課題

近年、製造業や教育分野を中心に、実践的なスキル教育を目的としたXR(VR/AR/MR)研修の導入が進んでいる。中でも、防災訓練や工場での安全教育、接客対応など、複数名が同時に参加する集合型VR研修は、より現場に近い形での体験を可能にすることから注目を集めている。しかしながら、受講者ごとのデバイス起動や研修開始までの時間差、講師側での個々のデバイス操作や全体の進行管理の煩雑さなどが、円滑な研修運営の障壁となっていた。これらの課題は、XR技術を使った教育の潜在能力を十分に引き出す上でのボトルネックとなっていた。

「XRデバイス統合管理ツール」の機能

従来のVR研修と「XRデバイス統合管理ツール」導入後の比較

現場の課題を受けて開発された「XRデバイス統合管理ツール」は、講師が複数の受講者デバイスを統合的に管理・操作できる点が最大の特徴である。具体的には、講師はデバイスの一括起動・終了やデータ送信を行うことができる。また、リアルタイムで各受講者の視点をモニタリングし、研修の進行状況を確認しながら制御することが可能となる。

本ツールはストリーミング方式を採用しており、講師は受講者のリアルタイムな視点を確認できるだけでなく、特定の受講者の画面を録画し、お手本映像や振り返り用コンテンツとして共有することで、教育効果の最大化に貢献する。初期対応デバイスはMeta Quest™だが、将来的には他のデバイスや複数拠点での遠隔管理にも対応する予定だ。これにより、多様なVRデバイスを用いた研修や、遠隔地からの研修実施・管理も視野に入る。

他ツールとの差別化と将来展望

多くのXR関連ツールが360度動画ベースの簡易コンテンツや限定的な一括操作機能に留まる中、本ツールは3Dリアルタイム環境下での集合研修に対応し、講師側の直感的な操作に特化した設計を備えている点で他に類を見ない。
また同社は、本ツールのさらなる機能拡張も視野に入れており、今後、研修コンテンツをユーザー自身が編集・更新できるCMS(コンテンツ管理システム)機能、受講状況・履歴を可視化できるLMS(学習管理システム)機能、そして講師が任意のタイミングで研修シナリオを操作できるトリガー機能の実装を目指す。これらの機能が加わることで、より柔軟で詳細な研修設計・運用・評価が可能となり、教育現場でのXR活用が一段と推進されると期待される。

防災から接客まで、多様な活用シーン

本ツールは、幅広い分野でのXR研修に活用できる。具体的な活用例としては、以下が挙げられており、実践的なシミュレーションを通じたスキル習得やチーム連携訓練に有効である。

  • 工場内火災を想定した消火訓練: 複数名の受講者がVR空間で同時に消火活動を行い、講師はそれぞれの視点をリアルタイムで確認し、チームワークや行動の適切さを評価する。
  • 交通機関での異常対応訓練: 車掌や駅員役がVR内で連携し、乗客対応をシミュレーション。将来的にトリガー機能により急病人発生などのイベントを挿入し、対応力を試すことが可能となる。
  • 接客業でのロールプレイ研修: 実際の店舗を模したVR環境で、レジ応対や外国人対応、カスタマーハラスメント対応などを実践。講師は録画・フィードバックを通じてスキル向上を促す。

2025年「XR総合展」で初披露

2025年7月2日(水)~4日(金)にかけて東京ビッグサイトで開催される「第5回 XR・メタバース総合展 夏」にて、本ツールが初公開される予定だ。会場では、防災訓練をテーマにしたマルチプレイVR研修のデモンストレーションや、講師用管理ツールの操作体験が可能であり、導入イメージを具体的に体感できる機会となる。

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XREALとGoogle、Android XR初の光学シースルーXRデバイス「Project Aura」発表。Google I/Oで公開

ARデバイス開発・販売のXREALは、Googleと戦略的パートナーシップを締結し、Android XR上に構築された空間コンピューティングデバイスのエコシステム拡大に向けた取り組みを発表した。この提携の一環として、米国時間5月20日に開催されたGoogle I/O開発者会議にて、Android XRプラットフォーム向けの次世代XRデバイス「Project Aura(プロジェクト オーラ)」を披露した。

Project Auraは、Android XR向けに発表された公式デバイスとしては、2024年12月にSamsung Electronicsが発表した「Project Moohan」に続き2番目の公式デバイスとなるが、プラットフォームに導入される初めての光学式シースルー(OST)XRデバイスとなり、軽量かつテザリング方式を採用し、GoogleのAIモデル「Gemini」を搭載する。

また、Qualcomm Technologiesとも連携し、ハードウェア、シリコン、ソフトウェアの革新を結集。Android XRエコシステムの拡大と、より直感的でアクセスしやすいOSTデバイスによる空間体験の普及を目指している。

今回の発表は、特に開発者コミュニティに対する行動喚起を示しており、Android XR上で既にヘッドセットを構築している開発者は、Project Auraでアプリを簡単に最適化できるとしている。なお、Project Auraの技術詳細や仕様、利用可能性に関する情報は、2025年6月の「Augmented World Expo(AWE)」などで発表される予定だ。

「Project Aura」の特徴

Android XR初の光学式シースルー(OST)デバイス

Project Auraの最大の特徴は、Android XRプラットフォームに導入される初めての光学式シースルー(OST)XRデバイスである点だ。光学式シースルーは、レンズを通して直接現実世界を見ながらデジタル情報を重ねて表示する技術であり、自然な見え方で酔いにくく、軽量化しやすいというメリットがある。

GoogleのXR部門ジェネラルマネージャー兼バイスプレジデントであるShahram Izadi(シャハラム・イザディ)氏は、「Android XRがビデオシースルー(VST)と光学式シースルー(OST)両方の没入型デバイスをサポートするエコシステムを育てていく」とし、今回の連携が、OSTフォームファクターに空間体験を広げる極めて重要な転換点だとしている。

軽量・広視野角・Gemini AIを搭載

Project Auraは、軽量かつテザリングされたシネマティックなGemini AI搭載デバイスで、Android XRファミリーに広視野角の体験をもたらし、没入型ウェアラブルコンピューティングの新しい基準を確立するとしている。GoogleのAIモデルであるGeminiが搭載されることで、より自然なインタラクションや現実世界の情報を認識して適切な情報を表示する可能性が期待される。

Qualcommとの連携で次世代体験を追求

今回のコラボレーションには、Qualcomm Technologies, Inc.も参画しており、ハードウェア、シリコン、ソフトウェアの先進的なイノベーションを結集して、次世代のXR体験を構築している。Project Auraは、XREALの軽量XRハードウェアにおける実績、Android XRソフトウェアスタック、そして空間コンピューティングに最適化されたQualcomm TechnologiesのSnapdragon®XRチップセットを使用している。Qualcomm TechnologiesのXRシニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるZiad Asghar(ジアド・アルガス)氏は、「このコラボレーションがAndroid XRエコシステムの拡大における重要な前進を示している」とコメントしている。

XREALについて

XREALは、軽量なARグラスやデジタルと物理世界を融合させた空間コンピューティングプラットフォームを構築するAR業界のグローバルリーダーである。ARデバイス製品「XREAL Air 2シリーズ」、「XREAL One」を通じて拡張現実体験を革新してきた。ARを誰しもが利用でき、アクセスできるような世界を目指し、開発や普及活動に励んでいる。

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日本 XREAL 株式会社(国内販売元)
> 公式サイト

採血苦手克服へ!セカンド・サイド、医療従事者向け「採血VR」正式版をリリース。患者のリアル反応も再現

株式会社セカンド・サイド(東京都世田谷区)は、医療教材シリーズ「Medi.SIDE」の最新作として、「Meta Quest 3」および「Meta Quest 3S」に対応した採血トレーニング用VRシミュレーター「採血VR」正式版をリリースした。

本VRシミュレーターは、近年、採血を苦手とする医療従事者の増加や、新型コロナウイルスの影響などによる対人練習の機会減少といった医療現場の課題解決を目指して開発され、昨年開催された国際モダンホスピタルショウ2024では多くの注目を集めた。医療従事者からの貴重な意見を反映し、今回大幅に進化を遂げて正式リリースとなった。

「採血VR」は、繰り返し練習することで手技への不安を解消し、心理的なハードルを下げ、自信を持って臨床に臨めるように設計されている。

国際モダンホスピタルショウ2024の「採血VR」ブースの様子

「採血VR」の主な特長

■フォトグラメトリによる究極のリアリティ

3Dスキャンした腕モデルのため、現場に限りなく近い体験が可能

実在の人物を撮影したデータ(フォトグラメトリ)と3Dスキャン技術を活用することで、腕の血管や皮膚の質感を限りなくリアルに再現しており、現場に限りなく近い体験が可能。まるで目の前に患者がいるかのような臨場感でトレーニングができる。

■患者のリアルな反応を体験可能

穿刺した場所によっての患者のリアル反応を体験

採血の成功度に応じて、実際に撮影した俳優がリアルなリアクションをVR内で再現する。誤った箇所に穿刺した場合のリアルな苦悶の表情や従事者の心の痛みを周囲のダメージ演出で表現することで、技術だけでなく、患者への声かけや配慮といったコミュニケーション能力も磨くことができる。

■11項目の詳細なチェック機能

11項目の詳細なチェック機能

採血の手技を11の項目で細かく評価し、習熟度を客観的な数値で把握可能。感覚に頼らず、具体的なデータに基づいて改善点を明確にできる。

「採血VR」価格

「採血VR」価格について

◎VR機器本体を含めて一式10万円以下(税別)

「採血VR」は、少しでも廉価に、そして多くの医療従事者が繰り返し練習できる機会を提供したいという考えから、VR機器本体(Meta Quest 3Sの場合を想定)を含めて、一式99,800円(税込:109,780円)という価格で提供。既にVR機器(Meta Quest 3またはMeta Quest 3S)を所持している方は、アプリのみ購入する事も可能となっている。また、有償(税込8,800円)でデモ機の貸出も行っている。

医療教材シリーズ「Medi.SIDE」について

Medi.SIDEについて

Medi.SIDEは「テクノロジーで医療の未来を拓く」をミッションに掲げ、VR技術などの最新テクノロジーを活用し、医療従事者の学習とスキルアップを支援する様々な教材を開発・提供している。

国際モダンホスピタルショウ2025で実際に体験

国際モダンホスピタルショー2025に出展予定

国際モダンホスピタルショウ2025(会期:2025年7月16日~7月18日、会場:東京ビックサイト 西展示棟)の同社ブースにて、「採血VR」を実際に体験できる機会を提供予定。

「採血VR」に関する問い合わせ

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株式会社セカンド・サイド
> 公式サイト

丸紅、ファッションメタバースアプリ「WEAR GO LAND」提供開始。120万通り超のコーデやIS:SUEコラボなど展開

丸紅株式会社(東京都千代田区)は、新たなファッション体験を提供するメタバースアプリ「WEAR GO LAND」のiOS/Android版の提供を2025年5月16日に開始した。利用者はアバターを通じて仮想空間を自由に探索し、ファッション体験やショッピングを楽しめるサービスとなる。

Alche株式会社(東京都渋谷区)と共同開発された「WEAR GO LAND」は、2024年4月に期間限定で公開されたWEBブラウザ版(約6,500名が利用) をベースに、「Dive into Fashion. 」をテーマとして本格展開されるもので、今回のアプリ版では、新機能や参加ブランドが追加され、ネイティブアプリ形式に変更された。アプリ内では、アバターのトップス・ボトムス・シューズを中心に120万通り以上の組み合わせが可能なコーディネートを楽しめるほか、人気ファッションブランド6ブランドのバーチャルショップで商品購入も可能となる。

また、サービス開始に合わせて、ガールズグループ「IS:SUE」がアンバサダーに就任し、アプリの魅力を発信する。アプリ空間はグラウンドフロア、ショップエリア、コンテストエリアなどで構成され、毎週開催されるコンテストやミッションを通じて、割引クーポンや限定アイテム、IS:SUE関連特典などが獲得できる。

「WEAR GO LAND」概要

  • アプリ名:
    WEAR GO LAND
  • 動作環境:
    iOS:iPhone12 以降、OS バージョン 15.0~18.4.1
    Android:2021 年以降発売 RAM4GB 以上端末、OS バージョン 13.0~15.0
  • 推奨端末:
    iOS:iPhone12 以降
    Android:CPU|Snapdragon855 と同等もしくはそれ以上、RAM|6GB 以上、ストレージ|空き容量 2GB 以上

■出店ブランド(5月16日公開時)

<アップデート時追加出店予定ブランド>

「WEAR GO LAND」空間について

「WEAR GO LAND」の空間全体はメリーゴーランドを想起させるようなデザイン

アプリ空間は、グラウンドフロア、ショップエリア、コンテストエリア、フォトブース、コーディネートルームなどで構成されている。空間全体はメリーゴーランドを想起させるデザインで、各エリアは螺旋階段でつながり回遊できる仕様だ。

利用者はアバターを通じて空間内を自由に歩き回り、ショップ訪問、アイテムの自由な組み合わせ、フォトブース作成とコンテスト参加などができる。アバターのコーディネートはトップス・ボトムス・シューズの3アイテムで、アイテムが順次追加される予定で、120万通り以上の組み合わせが可能となる。

メタバース空間内で開催されるファッションコンテスト

メタバース空間内で毎週開催されるコンテストでは、入賞者に割引クーポンや限定アイテムが提供されるほか、複数設定されたミッションを達成することで、割引クーポンや限定アイテム、IS:SUEメンバーの限定待ち受け画像、抽選で直筆サイン入りポストカードなどが獲得できる。パーソナルカラー診断体験や骨格診断体験といった特典も用意されている。

各ブランドの世界観を体感できるショップ

サービス開始時には、幅広い世代に人気を誇るファッションブランド6ブランドが出店しており、バーチャルショップで商品購入も可能だ。SY United Arrows、and ST、USAGI ONLINE、9090girl、lourenなどが含まれる。後日提供が開始される予定のコーディネート相談サービスでは、スタイリストにファッションの悩みを相談できる。

IS:SUEが「WEAR GO LAND」アンバサダーに就任

IS:SUEがアンバサダー就任。 WEB CMを放映開始

「WEAR GO LAND」のアプリ提供開始を記念して、ガールズグループのIS:SUEがアンバサダーに就任した。IS:SUEは「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」ファイナリストにより結成されたグループであり、10代~20代を中心にファッションアイコンとしても人気を集めている。
アンバサダー就任について、IS:SUEは「最初に聞いたときは本当にうれしく思いました! ありがとうございます! 私たちが先陣を切ってこのサービスの魅力やすばらしさをもっともっと広めていけたらいいなと思います! これから頑張ります!」とコメントしている。

また、アプリ内では、グラウンドフロアがIS:SUEとのコラボレーション仕様の装飾になっており、ミッション達成の特典として、IS:SUEメンバーの限定待ち受け画像や、抽選で当たる直筆サイン入りポストカードなどが用意されている。

アプリの世界観を表現したウェブCM公開

IS:SUEが出演する「WEAR GO LAND」のウェブCMも、アプリ提供開始と同日の2025年5月16日(金)17時に公開された。ウェブCMは「Dive into Fashion(20秒ver.)」と題し、「WEAR GO LAND」の空間をイメージした近未来感溢れる世界観の中で、アプリのテーマである「Dive into Fashion」をイメージした“Dive”する様子を演出するため、メンバーが初のワイヤーアクションに挑戦している。

ウェブCMには、IS:SUEの3rdシングル『EXTREME DIAMOND』(2025年5月21日発売)の収録曲である「SHINING」がタイアップソングとして起用されている。CMと合わせて、メイキング映像とインタビュー映像も公開されている。インタビュー映像には、CM撮影の裏側やメンバーのコメントなどが収められており、アプリ内でも限定コンテンツとして公開される。

アンバサダー就任記念プロモーション展開

アンバサダー就任を記念したキャンペーンとして、2025年6月2日(月)から6月29日(日)23:59まで、「\直筆サインが当たる!/ WGL×IS:SUE X 投稿キャンペーン」が行われる。WGL公式Xアカウントをフォローし、アプリ内のミッションで獲得できるIS:SUE限定背景を使ってフォトブースで撮影した画像を「#issue_wgl」を付けてXに投稿することで、IS:SUE直筆サイン入りポストカード&ステッカーセットが抽選で10名にプレゼントされる。

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Alche株式会社
> 公式サイト

産業能率大学、ARを活用したリアル謎解きツアー「消えた卒業証書の行方を追って」をオープンキャンパスで開催

産業能率大学 情報マネジメント学部(神奈川県伊勢原市)は、株式会社360Channel(東京都港区)と共同で、体験型AR謎解きコンテンツ「産業能率大学リアル謎解きツアー 消えた卒業証書の行方を追って」を企画・制作した。本ツアーは、2025年5月25日より湘南キャンパス(神奈川県伊勢原市)にて順次開催される。

このAR謎解きツアーは、産業能率大学と360Channelの産学連携プロジェクトの一環として実施され、AR技術を活用した従来のキャンパスツアーとは異なる新しい体験を提供することで、オープンキャンパスの来場者満足度向上と新規来場者獲得を目指している。

ストーリーは、キャンパス内で「消えた卒業証書」を探し出す謎解きを中心に展開。参加者は探偵のように、登場人物たちと共にキャンパス内に散りばめられたヒントをたどって事件の真相を解き明かしていく内容で、声優の梶裕貴氏が声を担当する産能大公式マスコットキャラクター「みずニャン」 と、声優の天野聡美氏が声を担当する本学学生をモチーフにしたキャラクター「美月」 と共にキャンパスを探索する。AR技術と連動した物語と謎解きを通じて、参加者自身が“主人公”になったような没入型体験が可能となり、産能大の学びの特色やキャンパスライフを楽しく、より深く知ることができるよう設計されている。

「消えた卒業証書の行方を追って」イベント概要

  • 開催日程:
    2025年5月25日(日)、6月15日(日)、7月6日(日)、7月27日(日)、8月2日(土)、8月17日(日)、8月24日(日)
  • 開催時間:
    13:00~16:20
  • 開催場所:
    産業能率大学 湘南キャンパス(神奈川県伊勢原市上粕屋1573)
    ※開催日は、小田急小田原線 伊勢原駅北口より無料送迎バスを運行。駐車場完備。
  • 体験時間:
    約60~80分
  • 体験料金:
    無料
  • 参加方法:
    産業能率大学 湘南キャンパスのオープンキャンパスに参加し、受付にて「謎解き」キットを受け取ってください。

関連リンク

産業能率大学
> 公式サイト

株式会社360Channel
> 公式サイト

「バーチャルさいたまの公園」が開設。デジタルとリアルが融合した新しい公園体験を提供

公益財団法人埼玉県公園緑地協会は、県内の公園をインターネット上で体験できる新たな取り組みとして、「バーチャルさいたまの公園」を2025年5月16日(金)午前10時より開設する。

「バーチャルさいたまの公園」は、スマートフォンやパソコンから、画面操作によって公園内を360度見渡すことができ、一部の公園では、バーチャル空間で見つけたカードをリアルな場所で受け取れる企画を実施するなど、デジタルとリアルを融合した新しい公園体験を提供する。

「バーチャルさいたまの公園」概要

「バーチャルさいたまの公園」は、2025年5月16日(金)午前10時から開設される。協会公式ホームページ内の特設ページ、または各対象公園のホームページからアクセスすることで視聴が可能となる。利用者はスマートフォンやパソコンを使用し、画面操作によって公園内を360度見渡すことができる。

対象となる公園は以下の8施設。

  • しらこばと公園
  • 川越公園
  • 加須はなさき公園
  • 秋ヶ瀬公園
  • 久喜菖蒲公園
  • 所沢航空記念公園
  • 智光山公園こども動物園
  • さいたま水族館(さいたま水族館については、令和3年4月から既に開設済み)

ロゲットカードについて

ロゲットカード コラボカード8種

「バーチャルさいたまの公園」では、「ロゲットカード」と連携した企画も実施される。ロゲットカードとは、日本全国の観光スポットを統一フォーマットでシリーズ化したコレクションカードで、コラボレーションカードとして8種類が用意されており、対象となる公園のうち7公園のバーチャル空間にはロゲットカードが隠されている。利用者はバーチャル空間で見つけたカードのスクリーンショットを撮り、実際に公園へ行くことで実物のロゲットカードをもらうことができる。

ロゲットカードの配布に関しては、さいたま水族館では館内売店での販売のみとなり、無料配布は行われない。その他の7公園では、最初の1000枚は無料配布され、その後は有料販売へ移行する予定である。配布条件の詳細については、公式ホームページで確認する必要がある。

本件に関する問い合わせ先

公益財団法人 埼玉県公園緑地協会
経営企画部 野口
連絡先:048-640-1589
https://www.parks.or.jp/

関連リンク

さいたまの公園(公益財団法人埼玉県公園緑地協会
> 公式サイト

VRで「人生経験を交換」。ミートアップイベント「Cybernetic being Meetup vol.05」が5月19日に開催

科学技術振興機構(JST)が進めるムーンショット型研究開発事業目標1「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」。この目標の下で推進される「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」、通称Project Cybernetic beingが主催するミートアップイベントの第5回が、2025年5月19日(月)に東京・渋谷のFabCafe Tokyo 10Fにて開催される。

Project Cybernetic beingは、人々の身体的経験や技能をネットワーク上で流通・共有し、多様な人々が自在に行動し社会参加できる未来社会を目指し、サイバネティック・アバター技術の研究開発と社会実装に取り組んでいる。

5回目の開催となる今回のテーマは『人生経験を交換する』と題し、サイバネティック・アバター技術(※)を用いたVR体験を通じて、他者の人生を追体験することで、自己を見つめ直し、より多彩な人生の可能性を議論する。

会場では、新しい身体を可能にする体験型展示として、「人生経験交換メタバース」のデモ展示も実施される。

今回、モデレーターを南澤孝太氏(慶應義塾大学)が務め、ゲストとして、平木剛史氏(筑波大学/クラスター株式会社)、畑田裕二氏(東京大学)が登壇する予定である。

※「サイバネティック・アバター」とは、単なる人の身代わりとしてのロボットや3D映像を示すアバターに加え、人の身体的能力、認知能力、知覚能力を拡張するICT技術やロボット技術を含む概念を指す。Society 5.0時代のサイバー・フィジカル空間で自由自在に活躍するものが目標とされる。

「Cybernetic being Meetup vol.05」開催概要

  • 開催日時:2025年5月19日(月) 18:30~20:30(開場18:00)
  • 会場:FabCafe Tokyo 10F(東京都渋谷区道玄坂1丁目22-7 道玄坂ピアビル10階)及びオンライン配信
  • 参加費:無料
  • 会場定員:60名
  • 主催:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(ムーンショット型研究開発事業目標1「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」(Project Cybernetic being)代表機関)
  • 共催:身体共創社会推進コンソーシアム、FabCafe Tokyo(運営:株式会社ロフトワーク)

「Cybernetic being Meetup vol.05」プログラム

18:00-18:30 開場
18:30-18:40 オープニング(小原/南澤)
18:40-19:00 インプットセッション1(畑田)
19:00-19:20 インプットセッション2(平木)
19:20-19:55 クロストーク(モデレーター:南澤)
19:55-20:00 クロージング
20:00-20:30 ネットワーキング

「Cybernetic being Meetup vol.05」参加申込

※身体共創社会推進コンソーシアム会員企業の方の参加が優先
※応募多数の場合は抽選の場合あり
※オンライン参加の場合、事前の申し込みは不要。YouTube LiveのURLから誰でも視聴可能

体験型展示「人生経験交換メタバース

人生経験交換メタバースを展示

イベントでは、新しい身体を可能にする体験型展示として、「人生経験交換メタバース」のデモ展示が行われる。これは、人生のターニングポイントに関する語りをVR体験として「再現」し、他者への経験共有や本人の中での経験の再解釈を効果的に引き起こす体験である。自身の人生経験を「ワールド」として表現し、メタバース上に蓄積することで、多様な人々の人生経験を相互に共有し合えるようになることを目指している。このデモ展示は会場参加者のみが体験可能である。

登壇者

平木 剛史 氏【筑波大学/クラスター株式会社】
2019年、東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻博士課程修了。同年、大阪大学大学院基礎工学研究科にて日本学術振興会特別研究員 (PD)。筑波大学図書館情報メディア系助教、クラスター株式会社メタバース研究所シニアリサーチサイエンティストを経て、2025年、筑波大学図書館情報メディア系准教授、現在に至る(クロスアポイントメントにてクラスター株式会社も兼務)。バーチャルリアリティ、メタバース、ヒューマンコンピュータインタラクション、触覚インタフェースなどの研究に従事。博士(情報理工学)。

畑田 裕二 氏【東京大学大学院情報学環】
2023年3月に東京大学大学院学際情報学府博士課程を修了。同年4月より同大学院情報学環助教。専門はアバターと自己、Virtual Reality (VR)、Human-Computer Interaction.「なりたい自分」をデザインする方法論について、身体所有感や行為主体感といった現象学的なレイヤーから、それが意味付けられ、経験として編纂される物語的なレイヤーまで幅広く探求。

南澤 孝太 氏(モデレーター)【慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)】
科学技術振興機構ムーンショット型研究開発事業 Projet Cybernetic being プロジェクトマネージャー。2005年東京大学工学部計数工学科卒業、2010年同大学院情報理工学系研究科博士課程修了、博士(情報理工学)。KMD Embodied Media Project を主宰し、身体的経験を伝送・創造・拡張する「身体性メディア」「サイバネティック・アバター」の研究開発と社会実装、触覚デザインの普及展開を推進。

関連リンク

「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」(Project Cybernetic being)
> 公式サイト

東京都、メタバースやAI・アニメなどのコンテンツ海外展開支援プログラム「Into Global」の無料相談窓口を開設

東京都は、都内の中小コンテンツ事業者の海外展開を後押しするため、「Into Global~令和7年度東京都コンテンツ産業海外展開課題解決プログラム~」を実施し、海外展開への第一歩を支援する無料相談窓口の開設と定期相談会の開催(開催日:2025年5月22日、6月19日)を発表した。

本プログラムは、成長著しいコンテンツ産業のさらなる競争力強化を目指し、専門家による相談窓口やシンポジウムを提供する。海外売上が約4.7兆円に達し、日本の基幹産業としての重要性が高まるコンテンツ産業において、生産性・収益性向上や新たなIP創出、グローバルマーケット獲得に向けた競争力強化を目的としている。

支援の対象は、東京都内に登記簿上の本店または支店を有するコンテンツ産業に従事する中小企業と、都内税務署へ開業届を提出している個人事業主で、アニメ、マンガ、ゲーム、音楽、映画といった既存分野に加え、AI、WEB3、メタバース、VTuberといった新しい技術やトレンドに関連する領域も含まれる。

コンテンツ海外展開支援プログラム「Into Global」とは?

「Into Global~令和7年度東京都コンテンツ産業海外展開課題解決プログラム~」とは、東京都が実施する、都内の中小コンテンツ事業者や個人事業主の海外展開を支援するためのプログラムで、アニメ、マンガ、ゲーム、音楽、映画に加え、AI、WEB3、メタバース、VTuberなど幅広い分野を対象に、グローバル市場での競争力強化を目指している。具体的には、海外展開経験豊富な専門家による無料の相談窓口や、海外展開に必要な知識・成功事例を紹介するシンポジウムなどが提供される。
本プログラムは、東京都産業労働局商工部経営支援課が運営し、株式会社ツクリエに運営業務が委託されている。

相談窓口【利用無料】について

「Into Global」の相談窓口では、東京都内に登記簿上の本店または支店を有するコンテンツ産業の中小企業や、都内税務署へ開業届を提出した個人事業主を対象に、コンテンツビジネスや海外展開に精通した専門家やコンシェルジュが、海外展開における個別の課題解決に向けた具体的な助言を無料で行う。

相談形式は、まず申込から始まり、ヒアリングを経て、相談内容を把握するためのカジュアル相談会(対面またはオンライン)を実施。そのうえで事業や課題の状況に応じて、海外展開経験豊富なコンシェルジュ(対面またはオンライン)や各分野の専門家(オンライン)による専門的な相談に進むという流れである。なお、相談は実施回数に上限がある。

定期相談会について

定期相談会は、海外展開に向けた第一歩として、どんな悩みでも気軽に相談できる機会を提供するイベントで、特にウェブでの申込みに不安を感じる事業者にとって利用しやすい形式である。1回の相談時間は1時間で、1社あたりの利用は初回1回に限られる。 令和7年度の定期相談会は、以下の日程で東京コンテンツインキュベーションセンター内にて開催される。

■開催日時

  • 第1回:2025年5月22日(木)13:00~17:30
    ※申込期限は2025年5月20日(火)17:00
  • 第2回:2025年6月19日(木)13:00~17:30
    申込期限は2025年6月17日(火)17:00

※利用は無料で、参加は事前予約制のため、下記公式サイトより申込みが必要。

シンポジウムについて

シンポジウムについては、今後、海外展開に必要なナレッジやノウハウを提供する場として開催される予定で、ライセンス契約やリスクマネジメントといった実践的なテーマに加え、世界視点でのIP開発を実現した成功事例などが様々な切り口で紹介される。各回、特定のジャンルに焦点を当てたトークセッション形式となる予定。具体的な開催日程や内容については、決まり次第公式サイトにて告知予定である。

問い合わせ先

Into Global運営事務局
東京都中野区弥生町二丁目41番17号(東京コンテンツインキュベーションセンター内)
担当:吉田 裕澄、川野 正雄
E-mail:info@intoglobal.metro.tokyo.lg.jp

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株式会社ツクリエ(運営委託先
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XR技術を活用した新感覚グラビア体験。アートグラビアプラットフォーム「GraviAto」を正式ローンチ【NEODOT】

株式会社NEODOT(東京都港区)は、2025年4月25日、XR(拡張現実)ベースのアートグラビアプラットフォーム「GraviAto(グラビアト)」を日本からグローバルで正式ローンチした。

「GraviAto」は、XR技術を駆使した高品質な独占コンテンツを中心に、デジタル環境に最適化されたOTT定期購読型プラットフォームで、単なるデジタル写真集サービスではなく、モデルのインタビューやヒストリーを盛り込んだ没入型コンテンツ体験を提供する。アートとテクノロジーを融合させた独自のモデルを提案しており、独自ブランド「MIRARIS(ミラリス)」によるAR/VR体験を含む没入型コンテンツが特徴である。

「GraviAto」とは?

「GraviAto(グラビアト)」イメージ

コンテンツテック企業のNEODOTが開発・運営する、XR技術を活用したアートグラビアプラットフォーム。2025年4月25日に日本からグローバルで正式にローンチされ、ARやVRを含むXR技術を用いた没入型コンテンツ(独自ブランド「MIRARIS」)を中心に、従来のグラビア写真集も網羅するOTT定期購読型サービスである。従来の紙媒体文化を超え、グラビアの芸術性とグローバル展開を再定義し、新たな鑑賞体験を世界に発信することを目指している。

XRコンテンツブランド「MIRARIS」の展開

GraviAtoの中核をなすXRコンテンツは、独自ブランド「MIRARIS」として展開される。MIRARISは、現実と幻想を行き来する芸術的没入感を最大化することを目指す。具体的には、AR(拡張現実)およびVR(仮想現実)体験が含まれ、ユーザーの空間と連動する拡張された視聴体験を提供する。この技術により、ユーザーは新たな視点で作品を楽しむことができる。

「MIRARIS」シリーズと参加アーティスト

MIRARISシリーズ

MIRARISシリーズの幕開けを飾るXRグラビア作品には、園都、鈴木ふみな、奈月セナが参加する。それぞれの作品は、園都「Red Rock」、鈴木ふみな「Neon Beat」、奈月セナ「Dreamy Jazz」といった個性的なコンセプトで順次公開される予定である。また、奈月セナと園都を主要なミューズとして数多くの芸術プロジェクトを展開してきた日本を拠点に活動する世界的フォトグラファー、ティム・ギャロ(Tim Gallo)のアートグラビア作品もGraviAtoに多数アップロードされる予定である。

今後の展望とコンテンツ拡充

GraviAtoは、単にグラビアを消費するサービスではなく、その美しさとストーリーをグローバルスケールで届けるプラットフォームを目指しており、MIRARISは、技術と感性を融合させ、グラビアの新たな可能性を提案する。今後はオフラインでもAR・VRを通じた多層的な体験提供を予定しており、更なるコンテンツ拡充に向けて、大手出版社・グラビア芸能事務所との協議も進められている。

株式会社NEODOTについて

代表者:鈴木 康愛
所在地:東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー 22F
創立:2025年1月

歩行型VRデバイス「Omni One」を実体験できる施設『歩くVR 新子安店』が横浜・新子安にオープン – 記念キャンペーン開催

横浜市神奈川区新子安に、これまでのVR体験の概念を変える「歩くVR 新子安店」がオープンした。
同施設には、米Virtuix社製の最新型歩行型VRデバイス「Omni One」を導入しており、従来のスティック操作ではなく、360度全方位トレッドミル上でプレイヤーが自身の身体を使って移動することが可能。「Omni One」がプレイヤーの動きをリアルタイムでトラッキングし、歩く、走る、しゃがむ、ジャンプといった動作を仮想世界にシンクロさせることで、現実世界さながらのリアルな臨場感と没入感を実現している。

なお、体験予約は公式サイトから可能で、料金は通常20分で5000円(税込)だが、現在オープン記念キャンペーンとして期間限定で2,000円(税込)で提供している。

歩くVRとは?

「歩くVR」とは、従来のVR体験とは異なり、プレイヤー自身が身体を動かすことで仮想空間を移動する新しい形式のバーチャルリアリティ体験である。
これまでのVR体験は、コントローラーのスティック操作などで仮想空間を移動することが主流だったが、「歩くVR」では、360度全方位トレッドミルの上で、プレイヤーが歩く、走る、しゃがむ、ジャンプといった実際の動きを行うことで実現している。
これらの動きは、次世代の歩行型VRデバイス「Omni One」によってリアルタイムで正確にトラッキングされ、仮想世界での動きにシンクロするため、単なる視覚だけでなく、現実世界に近いリアルな身体感覚を伴った探索が可能となっている。これにより、より深い没入感やリアルな臨場感、現実感を体感できるため、現実世界の壁や障害物を気にすることなく、仮想空間内の無限に続く道を自由に駆け抜ける爽快感などを味わえる。

神奈川県横浜市神奈川区にオープンした「歩くVR 新子安店」は、この「歩いて動けるVR」を日本で一般利用者向けに初めて提供する施設で、リアルな身体感覚をVRで再現することを目指している。

「歩くVR 新子安店」店舗情報

  • 店名: 歩くVR 新子安店
  • 所在地: 〒221-0013 神奈川県横浜市神奈川区新子安1丁目16-24 グランディール・横濱 1階
  • 営業時間: 10:00~22:00(最終受付21:30)
  • 料金:20分 5,000円(税込)
  • 問い合わせ先: contact@aruku-vr.com 

■提供コンテンツと体験プラン

現在体験できるVRコンテンツは、世界旅行、ホラー、アクションなどがあり、これらをカスタマイズして提供している。体験プランは、VRプレイ20分に加え、準備と説明に10分を加えた合計約30分となっている。

■オープン記念キャンペーン

料金は通常価格が5,000円(税込)だが、現在はオープン記念キャンペーンとして、期間限定で2,000円(税込)の特別価格で提供している。