宇宙関連スタートアップの株式会社スペースデータは、Epic Games社が配信する大人気バトルロイヤルゲーム「Fortnite」に特化したゲーム開発スタジオ「SpaceGame」(スペースゲーム)の設立を発表した。
スペースデータ社では、衛星データと3DCG技術を活用してバーチャル空間に現実そっくりのデジタルツインを自動生成するAI技術を開発しており、フォートナイトのプラットフォームを組み合わせることで、グローバルで楽しむことが可能な独自コンテンツを開発する。
また、今年7月にはフォートナイトクリエイターに向けた起業支援インキュベーションプログラム「FCIP」を開始するなど、外部のフォートナイトクリエイターとも連携を強化するとしている。
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デジタルツイン生成技術と融合したゲーム開発を推進
スペースデータ社は、衛星から取得できる地上の静止画像と標高データに機械学習を行い、地上の構造物を検出した上で、AIに地上の3Dモデルを自動生成させ、3DCG技術によって鉄・植物・ガラスなどの材質を再現するための特許を保有しており、同社が保有するデジタルツイン生成技術と、世界5億人が遊ぶフォートナイトのプラットフォームを組み合わせることで、独自のコンテンツ開発を行う。
■スペースデータ社技術とフォートナイトのUEFNを融合させて制作したゲーム動画
「Fortnite(フォートナイト)」とは?
総プレイヤー数5億人以上、月間アクティブユーザー数7,000万人のユーザー数を誇る、Epic Games社が配信するバトルロイヤルゲーム。
オンラインで対戦する「バトルモード」と、ユーザーがフォートナイト上に独自のメタバース空間やオリジナルゲームを制作することができる「クリエイティブモード」でプレイ可能となっている。