ホーム ブログ ページ 113

メタバースでキスを体験?米カーネギーメロン大学がVR機器を使った唇などの触覚技術を開発

米国カーネギーメロン大学ヒューマン・コンピュータ・インタラクション研究所の研究グループ『Future Interfaces Group(フューチャー・インターフェイス・グループ)』は、「超音波振動子」を利用して唇の感触を再現する技術を、米国ニューオーリンズで開催(4月30日~5月5日)の「CHI22会議」にて公開しました。

どんな技術?

「Mouth Haptics(口腔触覚:マウス・ハプティクス)」と呼ばれれるこの技術は、VRヘッドセットに「超音波振動子(ultrasonic transducers)」を取り付け、そこから唇、歯、舌部分に向けて超音波を照射し、振動を用いて実際に触れているような感覚を生み出すとの事。

出典元:Future Interfaces Group公式YouTube

どのような感覚が再現可能?

歯を磨く、ドリンクを飲む、タバコを吸う、雨が唇に滴る、泥が口周りに飛び散る、クモの巣が引っかかる、虫が這う感覚などをデモとして作成。
また唇だけでなく、歯と舌にも触覚を生み出すことが出来るため、キスなどへの応用も期待される。

VRヘッドセット:Mouth Haptics
出典元:Future Interfaces Group公式サイト
VRヘッドセット:Mouth Haptics
出典元:Future Interfaces Group公式サイト

カーネギーメロン大学とは?

米国ペンシルベニア州ピッツバーグに本部がある私立研究大学。
工学分野及び芸術分野で名高く、ノーベル賞受賞者も多く排出しており、特にコンピューターサイエンス分野で世界トップクラスを誇る。

関連URL

Future Interfaces Group公式サイト

Future Interfaces Group公式YouTube

CHI22会議

鳩に続いて次はネコ!猫になれるメタバース「ネコデース」が公式リリース

株式会社ファクトリー(本社:東京都港区、代表者:澤田茂夫、以下同社)は、自らがネコになって仮想空間上で他のユーザーとコミュニケーションが取れる「猫のメタバースアプリ」を2022年5月1日にリリースし、5月3日の公式サイトオープンに伴い、名称を「ネコデース」に統一したと発表しました。

​ネコデースとは?

同社が先に展開する鳩のメタバース「ハトバース」と同様、今回はユーザーが猫になって猫同士(同時アクセスは最大20匹)のコミュニケーションを楽しむ事ができ、滑り台やボール遊びなど、ネコ目線で遊ぶことが可能となっている。
対応デバイスはスマートフォンで下記からダウンロードが可能。

▶ネコデース公式サイト
https://torigames.fctry.net/nekodeesu/

▶iPhone用アプリのダウンロード(アップデート)はこちら(AppStore)
▶Android用アプリのダウンロード(アップデート)はこちら(Google Play)

出典元:ハトバース公式ハトジャンプ公式YOUTUBEチャンネル
ネコバース:操作方法
出典元:公式発表
ネコバース:ボール召喚
出典元:公式発表

ゲーム概要

タイトル:ネコデース|猫のメタバース
プラットフォーム:スマートフォン(iOS)(Android OS)
ジャンル:猫シミュレーションゲーム
リリース日:2022年5月1日
価格:無料
プレイ人数:複数
公式サイト:
https://torigames.fctry.net/nekodeesu/
公式Twitter:
https://twitter.com/nekodeesuyo
シリーズ共通Twitter :
https://twitter.com/hatojump
公式YouTubeチャンネル: 
https://www.youtube.com/channel/UCGdmBTUFkcQXlcjc2GseSCg

関連サービス「ハトバース|鳩のメタバース」

■ハトバース

ハトバース公式サイト
https://torigames.fctry.net/hatoverse/

▶アプリのダウンロードはこちら(AppStore)
▶アプリのダウンロードはこちら(GooglePlay)

■ハトジャンプ 難しすぎるジャンプゲー‪ム

▶アプリのダウンロードはこちら(AppStore)
▶アプリのダウンロードはこちら(GooglePlay)

■シリーズ第2弾 ゆっくりハトジャンプ

▶アプリのダウンロードはこちら(AppStore)

■シリーズ第3弾 セクシーハトジャンプ

セクシーハトジャンプ公式サイト
https://torigames.fctry.net/sexyhatojump/

▶アプリのダウンロードはこちら(AppStore)
▶アプリのダウンロードはこちら(GooglePlay)

2028年までにメタバース市場は約52兆円に成長か-Zion Market Research

市場調査会社のZion Market Research(ジオンマーケットリサーチ)社によると、メタバース市場は2022年から2028年までの間、年平均39.5%で成長を続け、2028年には4005億ドル(約52兆円)規模に成長すると同社のレポートで報じています。

また、5G、クラウドコンピューティング、エッジコンピューティングの進化に伴い、メタバース市場は今後10年間で飛躍的に拡大すると予想し、ビデオゲームやVR(仮想現実)もメタバース市場の成長に寄与する可能性を指摘。
懸念点としてサイバー攻撃の脅威を上げている。

レポート概要

  • メタバース市場は2021年時点で約474.9億ドル(約6兆2千億円)の市場規模
  • 2022年から2028年の間は年平均約39.5%で成長
  • 2028年には4005億ドル(約52兆円)規模に成長
  • 北米においては、ゲーム産業の発展とともにメタバース産業が急増
  • ARやVR技術が次世代技術に進化し、それに伴いメタバース市場をリードする事を予想

メタバース市場の分類

同レポートではメタバース市場を下記のように分類出来ると述べています。

 製品

  • ハードウェア開発
  • ソフトウェア開発
  • サービス提供

プラットフォーム

  • デスクトップ向け
  • モバイル向け

テクノロジー

  • ブロックチェーン技術を利用
  • VR(仮想現実)及びAR(拡張現実)
  • MR(複合現実)

サービス

  • 仮想プラットフォームの提供
  • アセットマーケットプレイス
  • アバター販売
  • 金融業務

アプリケーション

  • ゲーム開発
  • オンラインショッピング
  • コンテンツ作成とソーシャルメディア
  • イベント、カンファレンス、デジタルマーケティング
  • 試験及び検査

用途

  • ファッション
  • 製造
  • メディア&エンターテインメント
  • 航空宇宙および防衛
  • 教育
  • 自動車
  • 旅行&観光
  • ファイナンス

Zion Market Research(ジオンマーケットリサーチ)社とは?

大手メディアや公的機関から発表された市場統計だけでなく、業界アナリスト、ドメインエキスパート、コンサルタントから構成されたチームが100以上の個別分析レポートを作成し、業界別、企業別、国・地域別にデータベース化してオンライン提供している市場調査会社。

Zion Market Research公式サイト:https://www.zionmarketresearch.com/

関連URL

 Zion Market Research:参照元レポート
https://www.zionmarketresearch.com/news/metaverse-market

メタバース市場調査関連記事:
アクセンチュアが最新レポートで今後10年間でメタバースが企業の在り方を劇的に変えると報告

エンターテイメント特化型メタバース「VARK」で360度視聴可能なシネマ施設が登場

株式会社VARK(本社:東京都豊島区、代表取締役:加藤卓也、以下同社)は、エンターテイメント特化型メタバース「VARK」内にて、360度映像コンテンツを視聴可能で、まるで動画内にいるような感覚を味わうことができる『シネマ施設』のリリースを発表しました。

シネマ施設

エンターテイメント、観光、動物、タレントなど、様々なジャンルの100個近くの映像コンテンツが360度から視聴可能。
舞台映像やライブ映像など順次追加予定との事。
なお視聴可能デバイスはスマートフォン、Meta Quest2となっている。

出典元:VARK公式ツイッター

エンターテイメント特化型メタバース「VARK(バーク)」とは?

「VARK」はハイクオリティかつ多種多様なステージで歌って踊るアーティストの世界感を、目の前で体感することができるバーチャルイベントサービス。

VARK公式Twitter: https://twitter.com/VarkOfficial

VARK関連記事:VARK代表取締役CEO 加藤卓也氏がキリロムグローバルフォーラムでパネルセッション

視聴方法

下記よりアプリのダウンロードが可能

【App Store】
https://apps.apple.com/jp/app/vark/id1523983909
【Google Play】
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.actevolve.vrpf_sp&hl=ja
【Meta Quest Store】
https://www.oculus.com/experiences/quest/2245906048808858/

※iOSおよびAndroidアプリケーション版VARKではVRゴーグル、カードボードを使用した、スマホVRには未対応。

製品概要

タイトル:VARK
価格:無料(アプリ内課金有り)
対応機種:Meta Quest2、スマートフォン(Android / iOS)
コピーライト: © 2018 VARK Inc.

問い合わせ先

株式会社VARK 広報担当
問い合わせフォーム:https://corp.vark.co.jp/contact

会社概要

会社:株式会社VARK
代表:加藤卓也
設立:2017年8月9日
事業内容:VR/AR/MRコンテンツ企画開発
所在地:東京都豊島区
コーポレートページ:https://corp.vark.co.jp/
採用ページ:https://www.wantedly.com/companies/vark

伊プロサッカーリーグ「セリエA」がプロリーグとしては初のメタバース内での試合観戦を発表

イタリアのプロサッカーリーグ「Serie A(セリエ・アー)」は現地時間4月30日に、プロサッカーリーグとしては初めてとなるメタバース内での試合観戦を行うと発表しました。

セリエAの公式発表によれば、2022年5月1日(日)に行われるACミラン対フィオレンティーナ戦を、メタバースプラットフォーム「The Nemesis(ザ・ネメシス)」内にある『セリエAルーム』内にて観戦ができ、今回は中東および北アフリカからのみ視聴アクセスが可能となっている。

セリエAは世界中の若いサッカーファン獲得に向けて今後も技術革新を活用し、プロサッカーリーグとしてこの分野におけるパイオニアを目指すとの事。

出典元:Lega Serie A公式ツイッター

The Nemesis(ザ・ネメシス)とは?

スイスを拠点とするWebブラウザやスマホアプリから簡単にアクセスができるメタバースプラットフォーム

The Nemesis公式サイト:https://thenemesis.io/metaverse

関連URL

セリエA公式サイト:https://www.legaseriea.it/it

メタバース関連記事:https://www.legaseriea.it/it/sala-stampa/notizie/info/lega-serie-a-entra-con-tim-nel-metaverso

初音ミク公式「MIKU LAND」でブルボンのバーチャル「アルフォート ミニ」を無料配布

株式会社Gugenka(本社:新潟県新潟市、代表者:三上昌史、以下:同社)は、初音ミク公式のバーチャルアミューズメントパーク「MIKU LAND(ミクランド)」(2022年4月28日から5月1日まで開催)にて無料配布される、ブルボンのバーチャル菓子「アルフォート ミニ」を制作したと発表した。

注目点は、『お菓子の持つコミュニケーションを楽しくする効果』に着目し、同社と株式会社ブルボンが組んで、仮想空間用に制作した現実世界の人気チョコレートを、ユーザー間のコミュニケーションに役立てて貰おうという試みだ。

過去にも実在する商品を仮想空間内に作ることは多く見られたが、やはり現実世界と比べてマーケティング手法が単調だと感じることが多く、単に実在する商品をバーチャル化しただけのものも多かったように感じる。

ただ今回の「アルフォート ミニ」のように、消費者というよりユーザー目線から開発を行い、その商品を使って『メタバース内で何ができるのか』を提案してくれる手法は、最終的にはSNSなどを通じ商品露出も増えるため、仮想空間内での販促手法として更に増えていくことが予見される。

『MIKU LAND(ミクランド)』とは?

株式会社Gugenkaと株式会社バーチャルキャストが主催するバーチャル空間上で行われるイベント

【開催日】2022年4月28日(木)19:00 ~ 5月1日(日)21:00 予定

【会 場】バーチャルキャスト

MIKU LAND公式サイト:https://mikuland.com/

MIKU LAND公式Twitter:https://twitter.com/Mikuland_info

「アルフォート ミニ」入手方法

バーチャル空間で入手(VR)

1:「MIKU LAND」フリーエリアのゲートに入場 https://mikuland.com/

2:協賛アイテムブースからバーチャル「アルフォート ミニ」を入手

VR空間でアルフォートミニ
出典元:公式発表

スマートフォンで入手(AR)

1:XMarketへアクセス:
https://xr-marketplace.com/

2:新規会員登録またはログインを行う

3:商品ぺージに記載されているキーワードを「キーワードを入力」から入力:
https://xr-marketplace.com/package/669

4:HoloModelsアプリをスマートフォンにインストールしログインして使用
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.Gugenka.Holomodels
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/holomodels/id1555650932

※HoloModelsはスマートフォンARやVRデバイスで自由に表情やポーズを設定して等身大にもできるデジタルフィギュアや、デジタル空間を回遊できる、XRビューワーアプリケーションです。

ARを活用しアルフォートミニを撮影
出典元:公式発表
アルフォートミニ
出典元:公式発表

会社情報

Gugenkaはマルチメタバースのハブとなるコンテンツを制作するXRクリエイティブスタジオです。
デジタルプロダクトを購入できる「XMarket」では日本アニメ公式のデジタルフィギュア「HoloModels」や、VRChatなど様々なメタバースで使用できる「MakeAvatar」の衣装などを購入できます。

社名:株式会社Gugenka
代表取締役CEO:三上 昌史(Mikami Masafumi)
海外統括 CTO:キラ プーン(Kiral Poon)

公式Webサイト:https://gugenka.jp
お問い合わせ先:https://gugenka.jp/contact

【月額3万円から】メタバースでの法人向けメンタル支援EAPサービス「メンサポドクター」

株式会社comatsuna(本社:東京都渋谷区、代表:吉岡鉱平、以下:同社)は、メタバースを利用した法人向け社員メンタル支援EAPサービス「メンサポドクター」のリリースを発表しました。

「メンサポドクター」とは?

自社の社員がメタバース内で自身のかかえるメンタル的問題や不安などを、アバターを通して産業カウンセラーやキャリアコンサルタントに直接相談できる法人向けサービス。
メンタル支援EAP(Employee Assistance Program)として月額3万円から利用可能。

「メンサポドクター」の特徴

アバターによる対話の効果

メタバースを利用することにより利用者の匿名性が担保でき、アバターを通すことによる面談時の緊張緩和など、利用者の心理的な負担が軽減が可能。

メンサポドクター:アバター同士の会話
出典元:公式発表

プライバシーの確保

実世界で行われている社員向け産業保健窓口では、自身のメンタル的問題が会社側に知られてしまうという不安で利用を控える傾向にあるが、メタバースを利用することにより、予約時に企業を通す必要がなく、プライバシーが保たれる仕組みが採用されている。

また、匿名のまま企業に結果をフィードバックすることが可能となっており、社員のメンタル問題をいち早く検出して離職予防などに活用できるなど、企業側にもメリットが大きいサービスとなっている。

メタバースの導入費用・維持費が不要

「メンサポドクター」で利用するメタバースプラットフォーム「Hubs」は、利用者である社員のアカウント登録などは不要で、メタバース導入時に企業が負担する導入費や維持費もかからない仕様。

またアクセスに関してもマルチデバイス対応となっており、高性能PCやVRデバイスが無くとも、スマホからURLをクリックするだけで簡単にアクセスできるようになっている。

関連URL

メンサポドクター:https://kenko-dx.com

産業医DX:https://sangyoi.co.jp

会社情報

社名:株式会社comatsuna
本社所在地:東京都渋谷区渋谷1-3-9 ヒューリック渋谷一丁目ビル7F
代表者:吉岡鉱平
サイトURL:https://comatsuna.jp

仏マクロン大統領「欧州が中心的なプレイヤーになるべき」メタバース、Web3.0等に言及

フランスのマクロン大統領が仏暗号資産メディア「the big Whale」とのインタビューで、メタバースやWeb3.0などのデジタル技術に関して自身の見解を語っています。

まずWeb3.0に聞かれると「Web3.0の登場はフランスとヨーロッパが次世代をリードする絶好の機会である」とし、続いて「フランスにはそのための資産と才能が既に存在する」と語っています。

また現在の世界経済は依然としてアングロサクソン系と中国系企業によって支配されており、量子コンピューティング、バイオテクノロジー、農業、エネルギー事業などの重要な分野で、フランスを含むヨーロッパが更なる発展が必要としています。

メタバースに関しては、「European metaverse(ヨーロッパのメタバース)」構想について言及しており、ヨーロッパがメタバースとWeb3.0において中心的役割を担うために「ヨーロッパのメタバース」を構築する必要があると述べ、特に文化とレジャーに大きな可能性を感じていると語っています。

自国フランスについては、言語、遺産、都市、村、記念碑などをメタバース上に再現する必要があるとも述べ、フランス史博物館を設置したい考えも示した。

Web3.0(ウェブスリー)とは?

現在の企業を中心とした中央集権型WebをWeb2.0と定義し、Web3.0は主にブロックチェーン技術を活用した分散型(非中央集権型)のWebを指す概念のこと。

メタバース用語解説へ

関連情報

the big Whale:https://www.thebigwhale.io/

デビッド・ベッカム氏もメタバース参入?「DAVID BECKHAM」の商標出願が判明

米国特許弁護士「Mike Kondoudis(マイク カンドゥディス)」氏の公式Twitterによれば、サッカー元イングランド代表で世界的スターの「デビッド・ベッカム(David Beckham)」氏が、メタバース・NFT関連の商標として『DAVID BECKHAM』を、2022年4月19日付で米国特許商標庁(USPTO)に出願したと述べています。

同氏によると出願内容から以下の3つの将来的なプランが想定できるとの事。

  1. NFT関連商品及びデジタルトークンへの利用
  2. バーチャルアバターに利用する服、靴、ヘッドギアへの利用
  3. バーチャル・パフォーマンスや娯楽イベントでの利用
出典元:Twitter@KondoudisLaw

ベッカム氏とメタバース

ベッカム氏のテック系に関するニュースと言えば、2022年3月にブロックチェーンプロトコル『DigitalBits』のグローバルアンバサダーに就任して話題となりましたが、就任時のコメントで「将来的にはNFTコレクションや更なるイノベーションに取り組むことにとても興奮している」(引用元:DigitalBits公式)と述べており、そう遠くない将来、同氏のアバターがメタバース内で登場するのに期待です。

https://twitter.com/DigitalBitsOrg/status/1506993487325155328
出典元:DigitalBits公式Twitter@DigitalBitsOrg

米国特許商標庁(USPTO):DAVID BECKHAM出願情報

米国特許商標庁データベース(外部リンク)

関連情報

米国特許弁護士事務所 Michael E. Kondoudis

https://www.mekiplaw.com/

東京都江戸東京博物館がスマートフォンアプリ「ハイパー江戸博」を4月22日にリリース!

東京都江戸東京博物館(東京都墨田区、以下:同博物館)は、同博物館の収蔵品をスマートフォンを使って鑑賞できるアプリ「ハイパー江戸博(以下、同アプリ)」を2022年4月22日にリリースすると発表しました。

【関連記事】德川宗家監修の江戸の町をメタバースに再現した「Edoverse」

メタバース用語集はこちら

「ハイパー江戸博」とは?

2022年4月から2025年まで大規模改修工事のため全館休館中の同博物館と、「リアルタイム・コンピュータ・グラフィックス」を専門とするゲームスタジオ『株式会社ライノスタジオ』がタッグを組んで、収蔵品の新たな鑑賞方法を提言する体験型スマートフォンアプリ。

「江戸をさがす・みつける・あつめる」をテーマに、浮世絵、3DCG建物やキャラクターなど100点の収蔵品がゲーム内に散りばめられており、それらを集めながら江戸の街を散策できるようになっている。

出典元:江戸東京博物館【公式】YouTube

テーマ「江戸をさがす・みつける・あつめる」

東京都江戸東京博物館「ハイパー江戸博」

ハイパー江戸博の機能・楽しみ方

江戸をさがす

夏の両国橋を舞台に、江戸の町を散策できる

東京都江戸東京博物館「ハイパー江戸博」

みつける

夏の両国橋、両岸の広場、隅田川を3D空間で再現。江戸の盛り場「両国広小路」には、収蔵品の中から選ばれた100点のアイテムが散りばめられている。

東京都江戸東京博物館「ハイパー江戸博」:江戸博の収蔵品

あつめる

ゲーム内は長屋、両国橋、回向院、隅田川と4つのエリアに分かれており、エリアテーマに沿ったアイテムを集めることにより次のエリアへの扉が開かれ、最後は隅田川の船上で夕涼み体験が可能。

東京都江戸東京博物館「ハイパー江戸博」:4つのエリア

様々な出来事が発生

両国橋では、葛飾北斎や平賀源内など歴史上の有名人も登場。
見世物小屋の興行、火事、喧嘩、隅田川の打ち上げ花火、回向院の相撲など、江戸の名物イベントが盛りだくさん。

東京都江戸東京博物館「ハイパー江戸博」:隅田川花火

アプリの特徴

Unityを利用したメタバースヘの拡張性

ゲームエンジン「Unity(ユニティ)」で開発を行うことにより、歴史に関する学習部分だけでなくゲーム要素も実現しており、今後はメタバースやVRへ拡張することも可能となっている。

東京都江戸東京博物館「ハイパー江戸博」

一人称視点で江戸の町を見回せる

一人称視点の画面ビュアー機能が備わっているため、浮世絵や歴史資料をもとに再現された江戸の町を見回すことが可能。
町人が話しかけてきてアイテムのヒントをくれるなど、将来的にVRでの展開も期待されている。

東京都江戸東京博物館「ハイパー江戸博」

日本舞踊家やサウンドデザイナーなど多彩なクリエイターが集結

本アプリに登場するキャラクターのモーションキャプチャは、日本舞踊家の藤間涼太朗氏が担当。
またCG世界に叙情を与える音楽を、サウンドデザイナーの畑中正人氏が手掛けている。

写真左:藤間涼太朗(日本舞踊家/日本舞踊藤間流師範)
写真右:畑中正人(作曲家・サウンドデザイナー)

東京都江戸東京博物館「ハイパー江戸博」:多彩なクリエイターが集合

東京都江戸東京博物館

江戸東京の歴史と文化をふりかえり、未来の都市と生活を考える場として1993年3月28日に開館。常設展は、徳川家康が江戸に入府してから約400年間を中心に、江戸東京の歴史と文化を実物資料や復元模型等を用いて紹介している。さらに、1階展示室で開催される年5~6回の特別展に加えて、講座や体験教室など様々な活動を展開。開館から約30年経過し、全面的な設備機器更新等の大規模改修工事を行うため、2022年4月から2025年度中(予定)まで全館休館している。

東京都江戸東京博物館:公式サイト

株式会社ライノスタジオ

リアルタイム・コンピュータ・グラフィックスを専門とする制作スタジオ。ゲーム制作を専門とするメンバーが集まり、2005年に設立。あらゆる想像や情報をリアルタイムでインタラクティブなコンテンツとして具現化することに日々力を尽くしている。制作に携わった作品に、VR演劇作品・小泉明郎「縛られたプロメテウス」(2019/第24回文化庁メディア芸術祭アート部門大賞作品)、バーチャルライブ「初音ミク「GALAXY LIVE 2020」(2020)、空間移動型VR「VR ABAL: DINOSAUR」(2017)、PS4専用ゲーム「Bloodborne」(2015)、PS3専用ゲーム「AFRICA」(2008)など。

株式会社ライノスタジオ:公式サイト

関連URL

「ハイパー江戸博」特設サイト

東京都江戸東京博物館「ハイパー江戸博」:QRコード特設サイト

「ハイパー江戸博」スマートフォンアプリ・ダウンロード:QRコード

東京都江戸東京博物館「ハイパー江戸博」:QR

リリース情報

プラットフォーム:iOS / Android

配信開始日:2022年4月22日(iPhone)、2022年6月末予定(Android)

アクセス方法:iPhone版・Android版共通

こちらから

料金:無料

特設サイトURL:

特設サイト

コピーライト:©The Edo-Tokyo Museum, Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture All rights reserved.

企画:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館
本アプリは、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団で進める「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」の一環として企画制作されました。